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自分がおじいさんになるということ
この本は自分がおじいさんになって、孫ができて嬉しいとか、孫に何か買ってやったりだっこしたりするのがなによりうれしい、とかいったことは残念ながら書かれてはおりません。
おじいさんと呼ばれるくらいの年代になった人がどんな風に一日を過ごしたらいいか、自分はこんな感じで毎日生きていますよっといった感じの勢古さんなりの表現で彼の日常を表現された本です。
勢古さんは、本を読むことと自転車(電動アシストではなくロードバイクでもなく変速のつかないいわゆるママチャリ)に乗ってウロウロすることが大好きです。
したがいまして、この本は50代以降の方で特に読書と普通の自転車に乗ることが大好きな人にお進めな本なのです。
勢古さんは彼自身の中で読書が一番好きなのだろうと察せられます。
いわゆる本読みののです。
勢古さんの一日の生活リズムを簡単に表わすと、本読むための場所を探しに自転車で公園や喫茶店といった場所を巡り、今日はここと決めた場所で大好きな本を読む、といった感じです。
勢古さん曰く、今までに読んだ本の数は一万冊を超えると豪語しています。
本については幅広く読んでおられますが、とくには歴史や人物像に興味あると思われます。歴史上の人物から現代の若いスポーツ選手まで興味は尽きないようです。
そして、それらの本を読んだあとで心に残ったものを、良い悪いとはっきり(時々どちらともとれるような表現の時も有りますが。。)自分の意見・言葉で評価をしています。
読んだ本のどんな場面で、その作者がこんな風に言っていたが、
わたしはこう思うので違うとか、まったく共感するとかハッキリと意見を述べている。
本の名、作者名を引用する形でずらずらと並び挙げられている。
その挙げられる本、著者の範囲も非常に広範囲に渡っていて、読書数が一万冊を超えるというのも納得するところです。
自分の意見でよし悪しをハッキリと表現されるのですが、その表わし方も
勢古さんなりの基準でスパッと切り捨ててみたり、しかし良いと判断したものはキチンとこういう点が共感できてよいと書かれています。
読んでいる読者の中には、そんな小気味の良いメリハリのある表現にこれは共感できる。さっそく入手して読んで見ようかな、となりその共鳴度合いにより、図書館に予約してみたりAmazonで購入してみたりと自分の行動にも繋がっていくのではないでしょうか?
定年などにより仕事を離れて自由な時間が増えるようになった時には
その時間配分の中に読書の時間を加えて、もう入れてある方は
その時間を少しずつ増やしてみてはいかがでしょうか?
読む場所も、家の中ばかりではなく電車に乗って2~3駅先にいてみたり
喫茶店や公園のベンチに座ってだったり。
いろいろ試してみるのは面白いことです。
おじいさんと呼ばれる年齢になってくると身体の動きは若い時に比べすこしづづゆっくりになりますが、まだまだできることはたくさんあります。
自分にとって新しいことを始めるのはうきうきしますよ。