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沙林:偽りの王国

帚木 蓬生(ははきぎ ほうせい)さんの、沙林:偽りの王国の紹介です。

麻原彰晃率いるオウム真理教は、1980年代から1995年の東京地下鉄サリン事件まで前代未聞な凶悪な犯罪を数々起こしてきた。それらについて神経内科医の沢井医師の眼を通して詳細に描いている作品です。

オウム真理教の犯した犯罪は地下鉄サリン事件などいくつもあるが、それらほとんどの事件を網羅し俯瞰した視点で描いている作品は少ない。

本には、麻原こと松本智津夫の生立ちからオーム真理教の成立ち、信者を集め教団を拡大し、その過程で起こしてきた事件、騒動について詳しく書かれているばかりでなく、事件の実行犯一人ひとりの裁判を通しての考え方の変化も追跡してとらえてある。

オーム真理教のことを知りたい人は、まず読むべき1冊だと思います。



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