東北おいしい物語:みちのく童話会 編集
東北6県:青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島のいずれかの県で幼少のある時期などを過ごした、または関わりがあるなどの、こころに思い出がある人にお勧めします。
この本には、東北6県のそれぞれの県の食にまつわる選りすぐりの一遍のお話が納められています。
みちのく童話会とは、東北在住・ゆかりの児童文学作家の集まりで、
2021年から2023年には、「みちのく童話賞」の開催などの活動を行っています。
さて「東北おいしい物語」の最初の物語は、
山形県の芋煮会のおはなし:はじめての芋煮会
芋煮は、主に秋の頃、河原で鍋に芋の子や野菜、肉などを入れて煮込み大勢でわいわい鍋を囲む野外での食事会のことです。
その芋煮会がはじまった歴史は、知りませんでしたがこの本によると江戸時代から、とのことで長い歴史があるようです。
山形県の内陸部・米沢付近を源流とし酒田港で日本海に注がれる大河の最上川が、地元の米や紅花などの特産物を酒田港から主に関西方面に運ぶ水上交通の大動脈として活用された時代に、搬送途中に河原などで乗組員の食事として鍋もの作って食べたことが起源とされているとのことです。
ちなみにこの芋煮会、当方の地元の岩手の県南部でも、秋の学校行事として「芋のこ会(芋煮会)」として存在していました。生徒それぞれが分担して肉や野菜他の食材と鍋などを持ち寄って、近くに河原まで自転車でいって、鍋をつくってわいわいと楽しく食べた記憶があります。
芋煮会は、山形県外でも東北各地で行われていたのかも知れませんね。
東北おいしい物語 もくじ:
・はじめての芋煮会:山形県
・チームじょっぱり:青森県
・戦うキリタンポ鍋:秋田県
・おとなボタン:宮城県
・冷麺 じゃじゃ麺 わんこそば:岩手県
・手のひらサイズのしあわせ:福島県
なお本内容は、国土社 東北おいしい物語:編者/みちのく童話会
を参照しています。
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