ぼくにげちゃうよ
作:マーガレット・ワイズ・ブラウン 絵:クレメント・ハード
母親の子供を思う気持ちを、うさぎのすがたを借りて表現している絵本。
あるところに、こうさぎがすんでいました。
あるとき、そのこうさぎはどこかにいきたくなってしかたがなくなり
「ぼくにげちゃうよ」といいました。
それがこのものがたりのはじまりです。
そとのせかいにきょうみをもつ子ウサギが、いろいろなものにすがたを変えたりして母親のもとからなんとかのがれようとするようす、それをしんぱいしながらなんとかとどまらせようといろいろとちえをしぼってたいこうする母親。
そのおやこのの会話のかけあいがほほえましくて、そして母親のこどもにたいする愛情をつよく感じられてむねにひびいてくる作品です。
じっさいにこどもといっしょに本のえを見ながらゆっくりおはなしするようにして時間をすごすのに最適な絵本ではないでしょうか。
よんでいるほうもきいているほうもやさしいきもちになれる絵本です。
380X330mmとおおきな絵本なので字も絵も大きくてこどもにもわかりやすくじょうけいがつたわりやすいです。
つくられた作家のかたはにほんのかたではありませんが、こどもをおもう親のきもちにかわりはないですね。
さくしゃのきもちがつたわってきます。