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施策を実行する前に確認してほしいこと

「売上が上がらない」、「お客さんが減った」、「何か変えなきゃ」
と現状が芳しくなく、日々施策を考えているオーナーは多いと思います。

きっとセットを変える、ホールドを追加する、イベントを企画するなど
お客さんに注目してもらえる変化を考えているはずです。

それはとても素晴らしいことですし大切なのでぜひ力を入れて取り組んで欲しいです。
ですが、その前に是非確認してほしいことがあります。

それは、
「お客さんにとってのマイナスポイントを潰す」
です。

どういう事かというと、
せっかくお客さんが来てくれたのに、これだと次は来ないよね。
と思われてしまうような、
「お客さんにネガティブな印象を与えてしまうポイント」
を排除しましょうということです。

具体的には
「施設が汚い」「くさい」「分かりづらい」といったあたりです。

これは実際に、とあるクライミングジムを訪問した際のできごとです。

私が更衣室で台に黒の鞄を置いて着替えていました。
着替え終わってロッカーに鞄を入れようとしたとき、カバンの底がチョークの粉末で白く汚れていました。
壁と更衣室では少し離れていますが、チョークが舞ってロッカー内まで届いており、よく見ると机にうっすらチョークの粒子がかかった状態でした。
また、ロッカーも拭かれた痕跡はあるものの、チョークとホコリが混ざったグレーな汚れが目に付く感じで、率直に「物を置きたくない」と思ってしまう状態でした。

常連さん達はもう慣れていて気にしないことかもしれません。
ですが、もし初めての方が同じような経験をしたらどう思うでしょうか。

人によっては、テンションが下がってもうクライミングを楽しむどころではないかもしれません。
そうなってしまったら、どれだけ課題が楽しかろうがお客さんにとっては「服が汚れる施設」とレッテルを貼られ、「次来ることはないな。」と思われても仕方ありません。

汚れてもいい服はクライミング中のみの話で合って、
クライミング時以外で服が汚れるのは基本的には想定していない方の方が多数です。

「何を当たり前のことを言ってるんだ」と思われるオーナーもいらっしゃるかもしれません。
私たちはついつい期待感をもって「現状を変える何か新しいこと」にフォーカスを当てがちです。
ですが、それは基本が整っている状態で初めて進められることです。

それ以前にまずはビジネスをする施設として不備が無いか、キレイな環境が整っているか確認してみてください。

意外と見落としている汚い箇所があるかもしれません。
クライミングをちゃんと楽しんでもらうためにも、お客さんがネガティブに感じてしまうポイントは事前に対処しておきましょう。

PS,
ジムの売上改善に対して具体的に相談したいという方はご連絡ください。
初回に限り、ZOOMか訪問にて無料で面談させていただきます。

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