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見切り

事業をしていると

「見切り」をつけなければ
ならないシーンが数多くあります

私は、この見切りの基本を
若い頃、夢中でしていた
スロットで学んだように思います

結婚したり、独立したりと
時間の使い方の変化に伴い

自然と行かなくなって
もう随分になりますが

スロットは自分を知る意味でも
貴重な体験でした

「ここでヤメとくべきか?」

「いや、ここじゃない!」

思考は常にそれをくり返し

・世間の情報(設定判別)
・現時点のデータ(各確率)
・自分の感情(予想)

この3つの視点から
この先を読みます

ただ、そこに
これまでの経験(トラウマ)が
混ざってくるからややこしい

今回の記事は
その「見切り」について

見切りの得意 不得意は
ギャンブルだけでなく
人生にも大きく影響します

本日は、ここを考えます


■ 期待値よりも自分で考える!

冒頭で「事業をしていたら」と
お伝えしましたが

「見切り」は誰の人生にも
必要不可欠なスキル

恋愛や進路
人間関係に仕事など

生きて行く上で
「見切りのタイミング」は

それが全てと言っても
過言ではありません

決断のタイミング 一つで
ときに人生を大きく変えます

ギャンブルも同じ
見切り一つで戦況は真逆に変わる

スロットでは

2時間前は約2,000枚あったのに
もう そのほとんどが溶けた

あるいは

あそこでヤメておけば
マイナス1万円で済んだのに
3万も突っ込むなんて・・・

その後悔が意地となって
途中でヤメれなくなった挙句

前回の記事
「自滅」へと繋がります

「もう少しだけ」

そんな軽いジャブ
様子見程度のつもりが

「今さら引き返せない」
そんなとこまで来てしまう

見切りには
一瞬で断ち切る強さが必要です

少しでも「未練」を残せば
それが 自滅の入り口 になる

私は、学生の頃
「頭が痛い」と「眠い」を
よく一緒にしては学校を
サボっていたため

スロットでも 未練 と 期待値 を
都合よくゴッチャにして
何度も窮地に立たされました

その経験があってからか

自分の見切りのタイミング
感情を 一切 信用しなくなり

皮肉にも中年からの見切り
仕事などは、とても順調です

さて この見切り

皆さんは一体
何で判断していますか?

スロットなら
期待値という基準がありますが

若い頃の私のように

期待値がすぐに充足するほど
毎日、朝から晩まで
打ってるわけじゃない!


そんな場合だと

期待値なんかよりも

今日がどっちなんだ?
貧乏学生には全てです

バイトを休んでまで
勝負に出たのに

「全部 溶けた」は
シャレにならん!

ヤメるか? 継続か?

目、バッキバキで
進路より悩んでました

まるでメイケイエール
完全にかかっています

ただ 期待値に流されず
「自分で考えたこと」

今 振り返れば
とても大切だったように思います

もし あのとき事務的、機械的に
期待値はこうだと安易に判断して

「自分で考える」を疎かにしていたら

間違いなく仕事は
今のようにやれていなかった

それは確かです

毎日、打たない自分は
いつ収束するかも分からない
期待値よりも

とにかく 今日の利益 だと

起きたコト(それまでの流れ)
データと自分の感情(決断)
それらをこと細かく記録して

どんなとき(流れやデータ)に
どういう感情(思考)になって
どんな結果になったのか?


自分の思考の弱点は?など

世間で言われる期待値よりも
自分の期待値(発生率)を
検証し続けました

これが良かった

世間の情報を妄信せず
一回、自分で調べてみる

そのクセがついたことは
財産になりました

情報の解像度とリテラシーが上がり
良い情報を早い段階で見極め

アクセスできる確率が上がったのは
確かです(先行者有利)

特に競馬はオッズをはじめ
バイアスだらけなので

世間(オッズや評価)は関係ない
自分はこうだ!という感覚は
とても大切で

それが、そのまま
情報や予想の差別化になる

個人的な意見として

「期待値を安定」させるには
売上や情報がより集まる

重賞や12R(最終)に絞った
馬券購入がベストに思いますが

「超高配当」これに関しては
逆に情報が少ない平場で
情報や予想を差別化させて狙う

そう考えています

その平場での
情報と予想の差別化として

世間(基本)の
セオリーから離れた

オリジナルのプログラム
(簡易ソフト)を組んで

それによる
自己データベースを
活用しています

これは 若い頃の
スロットの経験が活きています



■ 見切りで大切にしていること!

経験を踏まえた
個人的な意見として

私が見切りで
大切にしていることを
書いて終わります

まず「感情的」なことは
一切 無視です

当たり前のようで
人は感情で支配されているため
強い決意が必要です

「感情的」とは
冒頭のスロットの例だと

今 2,000枚 ある
まだイケそうだけど
なくなるの嫌だし
もうヤメようかな・・・

みたいな例です

まあ 実際 スロットなら
感情的にヤメて全く問題ありません

ただ人生の見切りが
漠然とした感情による不安では
機会損失に繋がります

例えば

「地方から上京したい!」

「今の会社に希望はないから
転職したい!」


みたいな決断において

漠然とした感情的な不安から
前に進まない選択をすると

その先の「可能性」を理由なく
自ら放棄したことになります

スロットなら

高設定台に座りながら
理由なく、考えもせず
それを放棄したのと同じ

これによる一番の損失は
経験値が手に入らないことです

上京して
良かった or 悪かった ではなく
変わるチャンス(機会)を逃しました

そして、ここで動かなかったことで
この先もずっと「上京したい」
でも「動かない」そのクセがつきます

上京するとイヤなこともあります
ツラい経験もきっとするでしょう

しかし、今のままでは
今が変わらない。終わりません。

今のまま、それが
ちょっとずつ悪くなって行くだけ

これが一番、最悪じゃないですか?

逆に

ダメだと思う理由があるのに
(ヤメなきゃならない)

ヤメたくないから、それを無視して
ワンチャン何とかなれ!とヤメない

これも感情的な判断であり
ダメですよね

例えば、若いときの私が、あのまま
就職せずスロットだけやり続けたら?

ダメだと思う理由はハッキリしてる
でもワンチャン何とかなれ!

なるわけないし、こちらも
全ての可能性を放棄しています

この2つの
「やれ」「やるな」の違い

境界線は

「挑戦」か?
「無謀」か? です

この基準は

考えたり、調べた上で
現時点で致命的な問題がある

この場合、私は進みません

スロットも 事業経営 も

良いときは
とても晴れやかですが

悪いときは全ての判断が
仕組まれたように逆になる

そして

自信喪失から疑心暗鬼となり

それをやっていることすら
なんて愚かななんだと自分を責める

そこで見切りをつけるか?

それとも頭と心を整理して
結果と問題に向き合うか?を決める

スロットも経営も問題の根っこは
大体、お金が多いので

むやみやたらと人に相談してると
助けてもらえないだけでなく
信用まで失う

良い話やチャンス、情報というのは
人が自分に運んで来てくれるもの

信用を失い
「良い人」が 離れて行くと
どんどん
それ(チャンス)が遠ざかる

すると入れ替わるように
「悪い人」が寄って来て

チャンスではなく
面倒やトラブルばかりが
増えて行く

そんな失敗を学生のうちに
経験できたことは本当に良かった

事業経営をしていて
「あーこれ知ってる流れだな」

そんなことが多々あります

結局、見切りとは

「甘え」「依存」「欲」「不安」
そんな自分に打ち勝つ行為です

それを私は
若い頃、スロットで経験した

その経験で今なお戦えている

あらためてギャンブルは
自分の愚かさや弱さを客観的に知り
それと向き合える素晴らしい機会

賭け事なんて良くない!
そう感情的に否定している人も また

機会損失ですよね

それでは、また

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