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縛りなく食べ物がつくれるこの解放感

先に投稿した 箸で切れるカラアゲの作り方

を読んでいただいてうれしかったので、この際、飲食事業者としての経験を背景にした家庭料理という、自分の経歴まんまの食べ物についてちょいちょい書いてみたいと思います。

事業者時代は、あれやっちゃダメこれやっちゃダメっていう縛りがやはりすごくきつくて、創業当初は仕出しの許可だったんですけど、カラアゲが売れ始めてしまい、そしたら、カラアゲは単品で出すならそれは仕出し許可じゃなくて総菜許可が必要で、その際、仕出しと両立はできないとか。だって、弁当に自分でつくったカラアゲ入れてるんですよ? そこからご飯ひいて単品で出したらNGとかいわれても。

あるいはですね、プリン。自分、プリンつくって出した時期があるんですけど、これ、ダメなんだそうです、菓子だから。でも、砂糖が入ってるか塩醤油ダシ味かっていう違いだけで、これ、茶わん蒸しと製造工程もレシピも基本は同じ。なお、茶わん蒸しは総菜です。

そういうところとのせめぎあいが8年くらいあって、それがほんとにしんどかったです。そこまで厳密にやってない事業者も多いとは思うんですが。

ところがですよ、これが、note に書くっていうことだと、自分でつくって製造するわけじゃないので(あたりまえですが)、その縛りから自由になれるんです。夢のような話ではないでしょうか。

私はもう、仕出し事業者だから総菜はつくっちゃダメとか、総菜製造業だから菓子はNGとか、そういう一切の縛りから自由になったのであります。

ということを、先のカラアゲの投稿で実感しました。

これから自由に、好きな食べ物について書いていきたいと思います。

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