えんてん

生活をめぐるさまざま

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最近の記事

初めて藍に染まった日

初めて染料を購入して染めてみました。藍染です。記念に書き留めておこうと思います。染色にはまり始めたのが1年少し前で、以来、道端の草や会社の土留めにたくましく生えてる雑木の葉っぱなどをこまめに集めてきては溜まったところで染める、みたいなゆるい染色だったのですが、畑まで借りて春先に植えたはずの藍の種が発芽せずに終わり、ああ、一度くらい藍で染めてみたかったと思い、この際、材料(染料)を買って来て染めようという結論に達したわけであります。 染料は、藍熊染料さんの大和藍。一応、早送り

    • 頑張らないで生きていく

      相変わらず料理の仕事をしています。自営の仕事は完全に閉じ、もろもろの後始末もようやく終わり、ここまでほんとに長かった。やっと終わった。 この一年半くらい、ひたすら生き延びることだけ考えて頑張ってきたのですが、最近、むしろいろいろ頑張りすぎたのが私の問題の根源なんじゃないか、ということに気が付きました。頑張らないと生きてこられなかったのも事実ではあるものの、物心ついてから常に自分の力以上のことを自分に課して、自分を叱咤、罵倒しながら、頑張ればなんとかなる、いや、なんとかしなけ

      • アカメガシワで染める①

        去年の夏ごろから染色にはまっていました。なにがきっかけでこんなにはまってしまったのか記憶をたどってもどうしても思い出せません。休みの日にはチャリで植物採集に走り回り、家にあったすべての白い布は染めてしまい、それでは足りないので今度は布を探し回る。 去年は自分の染色元年だったので、チャレンジできたのは、クサギ、クズ、クリ、アカメガシワ、カリヤス、ヨモギ・・・とあげてみたらけっこうあったのですが、なかでも素材が入手しやすく初心者でもきれいにそまってくれたのがアカメガシワとクリで

        • 箸で切れるカラアゲの作り方(補足)

          「箸で切れるカラアゲの作り方」では、モモの一枚肉でつくってみましたので、今回は同じやり方で手羽元で作ってみました。前回は、いわば出来心でやってみたら瓢箪から駒的にうまくいったので、ほかの肉でもやってみようと思った次第です。(下は前回の記事です。あげ方などの細かいところは前回の記事に詳しいので、初めての方はそちらを読んでくださいませ。) 今回、いくつか確認したかったことがありまして、ひとつは「前回、肉がやわらかかく仕上がったのは、もしかして下味で漬けてたヨーグルトのせいじゃな

          ヨーグルトにも合うラズベリージンジャーシロップの作り方

          今日はジンジャードリンク用にシロップを仕込みました。フルーツはフレッシュなものが手に入ればもちろんそれが一番いいと思うのですが、今回は冷凍のラズベリーでつくりました。フルーツはラズベリーじゃなくても、なんでもいいです。好きなやつで。リンゴでも梨でもブドウでもイチゴでも柑橘類でも、いっそ全部入れても。あとは、砂糖とかハチミツ(1歳未満はNGです)など好きな糖分、レモン汁かリンゴ酢、それからすりおろしたショウガ、塩ひとつまみ。これを煮ます。 今回も業スー(業務スーパー)のお世話

          ヨーグルトにも合うラズベリージンジャーシロップの作り方

          縛りなく食べ物がつくれるこの解放感

          先に投稿した 箸で切れるカラアゲの作り方 を読んでいただいてうれしかったので、この際、飲食事業者としての経験を背景にした家庭料理という、自分の経歴まんまの食べ物についてちょいちょい書いてみたいと思います。 事業者時代は、あれやっちゃダメこれやっちゃダメっていう縛りがやはりすごくきつくて、創業当初は仕出しの許可だったんですけど、カラアゲが売れ始めてしまい、そしたら、カラアゲは単品で出すならそれは仕出し許可じゃなくて総菜許可が必要で、その際、仕出しと両立はできないとか。だって

          縛りなく食べ物がつくれるこの解放感

          箸で切れるカラアゲの作り方

          久々にからあげ、つくってみました。 自分は飲食事業者時代(といってもほんの数か月前までですが)は、ほぼからあげのおかげで食っていたといっても過言ではないのですが、実は、もともとからあげが好きだったわけではなく、なぜか自店のからあげが人気商品となってしまい、そこがからあげの恐ろしいところなのですが、からあげが売れ始めたら、からあげの圧倒的強さにほかの商品が負けて、ほぼ、からあげだけをつくる羽目になってしまいました。 8年ちょいの営業の末、コロナ含む諸事情あって今年の2月に廃

          箸で切れるカラアゲの作り方

          小規模な飲食店のためのテイクアウトマニュアルにはある程度の短絡化が必要なのではないかということについて

          もと仕出し弁当店→総菜製造業だった私が少し前からここで主張しているのが、飲食店のためにも消費者のためにも、今の新型コロナウイルスで一変してしまった飲食店をめぐる環境激変にあわせ、許可要件の見直しやそれにあわせた衛生基準の策定、周知徹底などが必要なのではないかということであります。 (ところで、長いタイトルですみません。免責事項については前とか前々とかその前などの投稿にありますのでそちらをお読みください。) それで、たびたび保健所の講習を受けてきて思うんですけど、やっぱりあ

          小規模な飲食店のためのテイクアウトマニュアルにはある程度の短絡化が必要なのではないかということについて

          ウエルシュ菌食中毒のこと

          前の投稿で、新型コロナウイルス感染拡大に伴うもろもろによって今までは店内提供だけだった飲食店がテイクアウトや配達などを始めた現状を踏まえて新しい許可の仕組みや衛生基準などをつくってほしい、といったような趣旨のことを書きました。これはこの続きです。 免責事項については前の投稿にある通りです。 前回の投稿から数日後、食中毒のニュースが流れてきました。レストランでつくった弁当を子ども食堂に配達した後にウエルシュ菌による食中毒が確認されたことが報道されたものです。 こういうこと

          ウエルシュ菌食中毒のこと

          飲食店の複合的営業の困難さについて

          先に以下のような投稿をしました。 レストランと仕出し営業の違いなど、一般の人にはわかりにくい部分もあると思いますので、少し書き足します。 なお、毎回書いてますが、食品衛生法に関連することも書いていますが、これはあくまでも一食品製造事業者だった私の経験によるものであり、間違っている可能性もおおいにあります。(ご指摘いただけましたら幸いです。)また、従来からいわれていますが、保健所によっても見解が違います。正確なところは必ず、管轄の保健所や法規に照らして確認していただくよう、

          飲食店の複合的営業の困難さについて

          飲食店営業の新しいかたち

          *これは https://note.com/203050/n/nd8737db42a19 の続きです。先にそちらをお読みください。なお、文中で、食品衛生法に関連することを書いていきますが、これはあくまでも一食品事業者だった私の経験によるものであり、間違っている可能性もおおいにあります。(ご指摘いただけましたら幸いです。)また、従来からいわれていますが、保健所によっても見解が違います。正確なところは必ず、管轄の保健所や法規に照らして確認していただくよう、あらかじめお願いします。

          飲食店営業の新しいかたち

          レストラン≠仕出し弁当≠総菜製造

          新型コロナウイルスの感染防止に伴うもろもろで、飲食業が窮地に立たされています。この窮地を乗り切るべく、各飲食業が自助努力で、弁当を作って店頭販売をしたり届けたり、今日は、調理済みのもの(あえて何とは書きませんが)を真空パックして地方発送する新規事業を立ち上げた飲食店のニュースも見かけました。 私は、もと仕出し弁当店、のち総菜製造業の事業者です。東日本大震災の年に創業してこの2月までは営業していました(廃業予定)。もと同業者として、今、この社会の大混乱の中で飲食業の人たちが立

          レストラン≠仕出し弁当≠総菜製造

          とにかく食べ物があれば②

          そんなわけでさっそく、仲間に声かけあって、今、ほんと簡単なやつですが入り口サイトも作りはじめました。(まだ工事中です) 最初はツイッターでコメントしてねみたいに書いていたんですが、やはりここはきちんと分けようと思いまして、なおかつ、このnote も他の記事と混じってしまうので、それはそれで別の場所に専用のお知らせ用ページをつくりました。https://iroiromidorimarket.hatenablog.com/ ホームページもブログもタダのものをお借りしているので

          とにかく食べ物があれば②

          とにかく食べものがあれば

          前の記事を書いてから、世の中も生活も激変しました。過去記事の、なんというのどかさよ。写真は、前に益子のコミュニティカフェで当番カフェをやっていたときにつくったペルシャ風の野菜豆の煮もの。辛くないカレーみたいな感じです。なつかしい。 コロナで世界が一変しました。今まではずっと続くと思っていた日々の習慣や生活が、あっという間にひっくりかえってしまった。この影響を受けていない人は、ほぼいないのではないかと思います。 そして、このような危機は、私もそうですが、低所得層をまず直撃し

          とにかく食べものがあれば

          藍染工房『わらたに』 ①展示風景

           『わらたに』さんの展示販売を見に行きました。常設ではなく月に一回程度のペースで、益子の『カフェ&スペース ヒジノワ』で展示をされています。 蓼藍(たであい)の種。タデ食う虫も好き好き、の蓼です。 染液の材料は、灰汁・蒅(すくも)・麩・石灰・酒。すくもは、藍の葉を発酵させたもので、すくもを発酵させてつくる職人さんがいらっしゃるそうです。 工房でお話も伺ってきました。それについては②製作プロセス 発酵編に続きます。 お話をきいてきた人+写真:おぎのなつこ

          藍染工房『わらたに』 ①展示風景

          感覚過敏について ①

           自分にはいくつかの感覚過敏があります。他にもあるのですが、今、とくに困っているのが皮膚の感覚過敏で、着るものにとても不自由しています。とくにダメなのがポリウレタンとウールで、ちくちくして耐えがたい。特に冬は着るものがない。  感覚過敏とは少し違うのですが(いや、同じなのかな?)、アレルギーは気のせいだ、嫌な思い出でもあるんじゃないの?みたいに世間でいわれていたころがありました。その後、学校給食で蕎麦アレルギーの子がアナフィラキシーショックで亡くなった事件を境にして、一気に

          感覚過敏について ①