夢で終わらせない【必要な時に必要な分だけ稼ぐ】シンプルFX実践編#14_最終章
前回の記事はこちらから↓↓↓
■成⻑過程
トレーダーは実際に売買を重ねて行きながら、
自分の売買を測定し改善していく作業を
常日頃行っています。
ではトレーダーがその測定を
しながらどのような成⻑過程をたどるのか。
それについて
書いていきたいと思います!
1.損切り幅の決定
損切り幅によって枚数を
いくらまで取れるのかが、
資金 2%ルールによって
決まってきます。
損切り幅をいかに狭くおけるのかが
そのトレーダーとしての実力を示す
真骨頂でもあります。
ただ強い⻑期上昇トレンド中に、
ほぼ上昇することが分かっている場合には、
途中の下落は調整にすぎません。
上昇の勢いが大きければ大きいほど
その調整の下落も大きく、
正確に調整下落のストップポイントを
読むのが難しくなります。
そういった場合にはあえて
一度にポジションを取るのではなく、
分割してポジションを取るナンピン買い
を行うことも有効です。
その場合でも資金 2%ルールを守り、
このラインまで落ちてきたら全て決済すると
決めておかなければなりません。
2.利益確定幅の決定(損益率が 1 以上になるように)
損切り幅を決めたのであれば
次は利益確定幅を決定していきます。
損切り幅を20 銭と置いたのであれば、
利益確定幅は20銭以上を
狙っていくのが第一の基本です。
そして破産確率表にもあったように、
損益率が大きければ大きいほど
破産確率は小さくなり資金拡大の
機会も増えることになります。
そのためにまずは損益率を1 以上に設定しつつ、
出来るだけより大きな損益率となるよう
努力することが大切になってきます。
3.収支をトントンに持っていく
損益率でまずは 1 以上を保つことが出来、
勝率が50%を超えてくれば収支がトントンから
プラスになります。
収支がトントンになったら、
次にどのようなチャートパターン、
時間帯、売買ルール、自分自身の体感覚の時に
勝率が高かったり、低かったりするのか
を分析していきます。
むしろトントンレベルになる段階で
自分自身の得意な勝ちパターンや、
負けパターンが見 えていると思いますので、
勝ちパターンは伸ばし、負けパターンは
避けるように強く意識されて下さい。
僕自身もトントンレベルというよりは、
何より成績を劇的に変えたのが
大勝のパターンが入ってきてからでした。
日足以上の⻑期足のサインで入れた時の安心感と、
利益確定まで行った時の自信が次につながります。
4.トレードノ−トを見返し大勝できるエッジをみつける
勝率が低いところはエントリー自体を避け、
勝率が高いポイントでは通常よりも
大胆に狙っていくようにします。
相場で生き残るためには何度も言いますが
大勝することと、大負けしないことです。
僕自身の場合は調べてみると
面白いことが分かったのでシェアしておきます。
(1) 大勝しやすい時
・MA タッチのポイントが被っているとき
(4時間足、日足、週足のサインが被る)
・相場が急上昇している時
(特に午前買って、夕方17時前後で買い増しするパターン)
・介入
・晴れの日
・体が軽く感じられ、マイナス思考が一切湧いて来ない日
などです。
これまで書いてきたことですので
特段の説明はいらないかと思いますが
最後の2つだけ書いておきます。
晴れの日というのはトレードノ−トを
つけていて気付いたことですが、
おそらく晴れの日だと体調もよく、
スカッとした頭ですっきりと相場が眺められるため、
行く時は行く、行かない時は行かない
という判断が瞬時に正確に出来るからではないかと思います。
(2) 負けやすい時
a)サインが出ていないのに相場勘だけで入った時
b)月足など超⻑期のサインのみで入った時
c)負けを取り返そうと思いすぐにドテンエントリーした時
こちらはひとつずつ観ていきます。
a)サインが出ていないのに相場勘だけで入った時
相場が何らかの発言、事件をきっかけに
急落したところを、何も根拠が無いところから
拾っていった場合にあっという間に
損切りになってしまうことがあります。
この場合、急落した時の底値の外側に
損切りを置くことで、短い損切りの中、
反転を狙っていくことは出来ます。
ただここで損切りを置くことを
忘れてしまうと、一度上昇したものの
そこから一気に急落した際に大損する羽目になります。
またはエントリーが遅れ、底値までの幅が
大きく開いてしまった段階でのエントリーとなってしまうと、
損切り幅が広いためレバレッジを下げざるを得なくなります。
それを無視し絶対反転するという意志のもと
高い枚数でエントリーしてしまった際には、
下落し先ほどの安値を更新しなかったとしても
損切りをしなければなりません。
その後思惑通り上昇してしまうと
最早安定した精神を保てずイライラし、
またそこから乗っかりついていってしまうものです。
その自分自身の弱さを知れば知るほど、
相場勘(観でないことに注意)に頼った
売買がいかに危険か思い知らされることでしょう。
冷静さを保ちルール通り行うことが、
トレードするうえで必要最低限のメンタルです。
b)月足など超⻑期のサインのみで入った時
月足の 20MAにタッチして
上昇し始めたところをとらえ
エントリーしたとします。
しかしながら月足などの⻑期足で
ぴったりおさえられヒゲもほとんど
出ていないように見えたとしても、
実はそのヒゲが一円以上あるということは
しばしばあります。
また月足だからこそ
はまればとてつもない値幅を
狙うことが出来るために、
油断してしまい損切り幅を置かずに
無計画にレバレッジの
高い取引をしてしまう方も多いです。
値幅が大きいために、思惑とは逆方向に
思いっきり行ってしまっても
我慢して持ち続けてしまい、
結局は強制ロスカットか大きな利益かの
イチカバチかの取引に堕してしまいます。
トレードの世界においては
往々にしてイチカバチかはバチの方が出ます。
月足のサインは一旦出ると
1 カ月以上は基本的に出続けるわけですので、
そんなに焦らずに一旦切って
またじっくりと狙っていけば良いのです。
結局は油断することでルールが崩れ、
ずるずる持ち続けてしまい、
イチカバチカの思考停止トレードに
なることが大負けどころか
市場からの撤退につながるのです。
c)負けを取り返そうと思いすぐにドテンエントリーした時
まさに冷静さを欠いた典型的な例です。
特に連敗や大負けすればするほど、
すぐに取り返そうとして
ドテンで狙ってしまう方が多 いです。
かく言う自分自身もこれは何度も
やってしまったことがあります。
ルールを破ったり、連敗や大負けなど
ツキが無い時にドテンをやるとロクな目に合いませ ん。
そういう時はツキが無いと考え、
休む相場とした方が無為に損を膨らませる
ことを避けることが出来ます。
ただしルール通りにやって
想定通りの損切りが出来ていた場合に、
冷静さを保っている場合には
ドテンを行っても構いません。
ただしそのトレードも
もちろんルールに則っている
必要があることは言うまでもありません。
とにかく
冷静であれ、
冷静であれ、
冷静であれ、
です。
以上になります。
投資は自己責任でお願いします。
健闘をお祈りしています!
ではまた★