オランダでゆるりとオランダ人と結婚しました。
そもそも私は結婚するんだろうか・・・。と疑問を感じ始めたあたりから、見ないようにしていました。
何を・・・?
おそらく自分自身を。
何たって怖いんだもん。だって現実を見たら周りは幸せに溢れているのに自分だけ色々なことから取り残された感覚で。
自分が可愛く思えなかったし。
だからとことん自分自身から逃げて、他のことをやろうとしていたの。
例えば、漢方のオンライン講座を受けてみたり、瞑想のオンライン講座受けてみたり、オランダ語のプライベートレッスン受けてみたり。
時々泣き崩れてみたり。・・・いや、これほんと。
そのうちに、自分と自然と向き合うようになってきてふと
『なんか、男子〜とコンタクト取ろうかな』って思って、
手当たり次第・・・いや、これもほんと。
試みたんだよね。
マッチングアプリを試してみたり、
隣近所の男子〜を誘ってみたり、数少ないメールやり取りしてる男子〜を隈無く探したり。
新しい出会いを首を2メートルくらい長くして見回してみたり。
目新しいところでは オンライン手相占い っていうのもやりました。
そこでは
”あなたはもう出会っていますよ、運命の人に。器の大きい人。周りにいませんか?”って・・・。
は?って。
は?ってなったのよね。自分。
ナーンの兆候?感覚?もなかったもんだから。思いつかなかったもんだから。
・・・誰??ってなったよね。
まぁ、(手相占い自体)期待していなかったし、出会ってんだったらいっか。って。
・・・なったんだよなぁ、おいおい。(とても失礼)
それで、忘れた頃に日本語が話せるオランダ人と出かけることになったんだよね。
ちなみに、そいつは”そいつ”って言えるくらいの空気感の友達で、いつも美術館とか、カフェとか行きたいところに連れて行ってくれるから、つい、私の誕生日だし、美術館に連れて行ってください、とお願いしたんだよね。
結構長い付き合いの友達で、彼女もいるし、歳も一回り以上下だから、何の下心もなくゆるりと、ね。
当日、理由は忘れちゃったんだけど、私が(仕事とかの都合で)大幅遅刻して、美術館は17時までなのに、入館したのが16時・・・。
それでも美術館を予約(おごり)しておいてくれて、ささっと観て、美術館カフェでお茶していたらプレゼントくれたんだよね。
猫のクッキー缶。
”ユウキがこの前、新しいおうちでは猫が飼えない、って言っていたから、せめて猫のパッケージで癒されてもらおうかな、って思って。つまらないものだけど。”
って。
それ聞いて、あれ?この人、私の彼氏かな??って突然思ったんだよね。
それで私もさ、突然
”私はすごい幸せ!大切な人に誕生日を祝ってもらえるって、こんな人生大満足”
って。
あれ?私ってこんなこと言う人だったっけ?的な。
その日は、それからそれぞれ自宅に帰ったんだけど、その次に会った時からは突然将来の話してたよね・・・。
あれ?あなた彼女いなかったっけ?・・・ってある日ふと問うてみたら、そんなの随分前に別れているし、あれは、付き合ったって言えないやつ。って。
え〜!そんなことある〜?!
そもそも、ふと問うなや。
もっと付き合う前とかに確認しないと!そこは!
それで、(かなり割愛)彼の実家にいって、彼の部屋に入って、色々漁って(!)いたら、出るわ出るわ・・・何がって?!
私とのやり取りの手紙だよ!!
彼と文通相手だったのすっかり忘れていたわ〜。
恐ろしいことに、彼とはかれこれ10年近くの付き合いだった・・・。
んでもって、彼も忘れていたみたい、私と手紙やり取りしていたこと、てへ。
でも出るわ出るわ、(私からの)手紙の山・・・。
『僕は日本語の上達のために、色々な日本人とやり取りしていたんだよ!だから日本人からの手紙はたくさんあるんだけど、なぜかユウキからの手紙しか残っていないねぇ・・・』って。
もうそれは運命じゃん。
何が不思議って、何だかタイムカプセルを開けたみたいで、すごくよかった。以前の私は色々なことに真面目にきちんと向き合ってきていたんだな、と文字の書き方からもよくわかったし。
以前の私はこうなることがわかっていたのかな、みたいな。
もう運命じゃん。
前置きが長くなったけど、それからは正に?トントン拍子で、2023年の6月28日にオランダのドルドレヒト市役所にて結婚しました!
※この顛末はまた色々苦労したので後日絶対詳細を記す!
こんな日が来るとは思わなかったのよ。
以前の私は”私はオランダと結婚した!”って周りに言ってたくらいだから。
私が一番びっくりしてんだから。
よかったよ、人で。オランダとは結婚できんし。
結婚したい結婚したい結婚したい・・・って念仏のように唱えていたから、それもよくないって聞くし、何とか”結婚したい”って思わないようにしないと!って思えば思うほど思っちゃうんだよね・・・結婚したい、と。
あとさ、私自身日本語しか話せないから日本語が絶対条件だったし。
オランダに来てる日本人(日本語話者)はみんな結婚してるから来てるんだし。
日本語話せるオランダ人は日本人の彼女がいるから日本語話せるんだし。
だからね、意外と詰んでたんだよね、私。
でも、ゆるっといたわ。身近に。しかも器のバカでかい人が。
年齢も国籍も見た目も何もかも大きく受け止める器のでかいオランダ人が。
いたわ。結構ずっとそばにいてくれてたわ。
思えば、ちょいちょいアピールしてくれてたわ。(怖いよね、私って。周りが見えてない時が長かったんだわ)
結婚の挨拶の時も二人で確認し合ったけど、そもそもの出会いが10年近く前だが、付き合ったのはここ1年で・・・付き合ってから結婚までが早かったです。とな。
本当に!色々な人に言いたい!
見回してみ?自分の周り見回してみ?結構いるよ?忘れてる人の中にいるよ?と。
結構利用してみ?占いとか利用してみ?当たるよ?とな。
ただ、やはり結婚することがゴールではなくて、これからこのオランダ人とどうやって二人で生きていくか、もちろん、幸せに生きていくか、の始まり、ってだけです。
それをこの人となら始められる、って確信を、啓示を得たのが大きかったな。
これからもこの人(ダンちゃん)とこの先をふんわりゆるりと自由に生きていこうかな、と思っています。
どうぞよろしく。
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