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米粉カヌレで食物アレルギーを自分ごとに 。加我なつみさんインタビュー

皆さんこんにちは!

東北芸術⼯科⼤学 企画構想学科 4年⽣の BRNʼs です!

ここでは 2025 年卒業制作展をより楽しんでいただけるよう、企画者である学⽣1⼈1⼈の卒業制作についてインタビュー記事を掲載しています。

今回は「♡⇄FOOD PROJECT」に取り組む加我なつみさんの企画を深掘りしていきます!



プロフィール

インタビューを受ける加我さん

名前:加我なつみ(かがなつみ)

出⾝:宮城県

出⾝校:宮城県仙台向山高等学校


企画概要|8大アレルゲン不使用の米粉カヌレ「米粉のおやま」を販売

 

――「♡⇄FOOD PROJECT」とはどのような企画なのでしょうか?

なつみ:8大アレルゲン不使用の米粉カヌレ「米粉のおやま」を販売し、アレルゲン不使用食品の食体験を通して食物アレルギーへの理解を深める企画です。また米粉カヌレを提供する際には、当事者の気持ちなどを綴ったオリジナルパンフレットも配布し、食物アレルギーの有無に限らず、自分ごととして考えてもらうきっかけを作りました。この企画では、山形のカフェ、SLOW JAM様に製造をご協力いただくほか、こめやかた様と三和油脂株式会社様にもご協力いただきました。

*現在は販売終了しております。

実際の商品写真



企画の背景|悲しい実体験を経て、アレルギーの理解を広げたい


――加我なつみさんはなぜこの企画に取り組もうと思ったのですか?


なつみ:私自身、くるみとピーカンナッツのアレルギーを持っており、食物アレルギーが原因で食事を心から楽しめなかった経験があるからです。現在は2つの食材のみを除去していますが、小学生の頃はナッツ類やごま、アーモンドを全て除去していました。そのため給食や外食の際は、みんなと同じものを食べられないことが多々あり、その度に孤独を感じていました。そのような経験から、食物アレルギーの方に自分と同じような孤独感を持って欲しくないと思い、食物アレルギーの有無に限らず、多くの人に理解を深めてもらえるような企画をしたいと考えました。


成⻑したこと|計画性の成長と余裕を持つ大切さ

 

――卒業制作を通して⼀番成⻑を感じたのはどんなところですか?

なつみ:計画性を持って取り組めたことが、できたことがいちばんの成長だと思います!私は物事を後回しにしてしまうところがあり、いつもスケジュールがギリギリになることが多かったのですが、〆切に余裕を持って計画することで、安全にタスク管理ができました。またもしスケジュールにずれが生じた時は、「そんな時こそ焦らず、大丈夫」と言い聞かせることで乗り越えていました。


今後の展望|小さな配慮が溢れる社会に

 

――企画の展望を教えてください。

なつみ:小さな配慮で、みんなが楽しい食事の時間を過ごせる社会になればいいなと思います。この企画によって、アレルギーはもちろんのこと、食制限や好き嫌いなど、それぞれが持つ「食への個性との向き合い方」を考えてもらうきっかけになれば嬉しいです。

 


後輩たちへ⼀⾔アドバイス

――今後卒業制作に取り組む、後輩たちにアドバイスをお願いします!

なつみ:協力先とのコミュニケーションはしっかり取ることが大切だと思います!私自身「こんなことで連絡してしまっていいのかな?」と不安になったこともありましたが、小さな認識のずれが後々大きな影響を与えるかもしれないので、自分の意思・意見をしっかり伝えたほうがいいと思いました!



4 年間⼀緒に過ごした BRNʼs の存在

――加我なつみさんにとって BRNʼs はどんな存在ですか?

なつみ:色々なことを、一緒に乗り越えてきた仲間だと思います。この4年間は、学年全員で一緒に挑戦する機会がたくさんありました。その中で、時には苦しいこともありましたが、そんな壁を一緒に乗り越えてきた大事な仲間だと思っています!

 


以上、加我なつみさんのインタビューでした!


「♡⇄FOOD PROJECT」の公式 SNS はこちら⬇

Instagram:https://www.instagram.com/hearttradefood/


今後もたくさんの学⽣のインタビューを掲載していきますので、次回もお楽しみに!


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