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MYSELF~自分自身を大切に~⑩
スキに励まされていつのまにか10記事も書いていました。
回復しつつあるのが実感できて嬉しいHARUです。
いつもありがとうございます。
NPDに感じていたモヤモヤしたもの
私自身、元友人(NPD)と知り合った時は「いい人だな」「年齢のわりにしっかりしている人」という第一印象を抱きました。
長い付き合いでしたが直接会う機会はあまりなく、やりとりはほぼメールかLINEのみ。元友人の近況は共通の友人から聞くかSNSで知ることができる程度でした。
直接会う機会が増えたのはここ最近の事です。距離感が今までより近くなったことで見えていなかった元友人の行動や言動に違和感や不信感をもつようになりました。あまりにもLINEで聞かされてきた話と現実が食い違っていたためです。『百聞は一見にしかず』ですね。
それでも正体に気が付く前はまだ「友達のことを疑うなんて」と自分を責め、モヤモヤをした気持ちを必死で抑えようとしていました。
今思うとガスライティングされていたのかもしれません。
モヤモヤとしたものが消えたのは「元友人はNPDだ」と気が付いた時です。ずっと感じていた疑いが確信に変わったからでしょう。
【ガスライティング】
加害者が誤った情報で心理的に被害者を操り、正常な判断力を奪う行為である。誤った情報を植え付ける心理的コントロールによって被害者に「自分が悪い。相手が正しい」と思い込ませ、自信を失わせる。
自信を失った被害者は「正しいことを言う相手(加害者)」に依存するようになり、加害者から離れられない関係におちいってしまう。
どれほど親しくても意見の相違が見られるのは珍しいことではないが、ガスライティングは加害者が被害者に対して誤った情報を一方的に植え付けて強要する。心理的にコントロールされた被害者は加害者の支配下に置かれ、やがて破滅する可能性も否定できない。
加害者が被害者に対して根拠や客観的な事実に基づかずに「あなたは非常識だ」「おかしい」などと言い続けたり、否定したりすることがガスライティングの基本だ。
脱価値化から自己愛憤怒へ
常に高性能アンテナを張って人の動向をうかがっているNPDは、おそらく私の微妙な変化を敏感に察知したのだと思います。
前のターゲットが退職して間もなく態度を豹変させてきました。
冷たい態度で接してくるようになったのですが、これは私を「脱価値化」するかしないかを決めるテストのようなもの。
『自分が冷たくすれば、アレは慌てて自分に追いすがってくるだろう。私は特別な存在なのだから絶対離れたくないと思っているはず。』
この時にNPDのシナリオ通りに動いていたら関係はそのまま続いていたでしょうが、私がすがりついてくるどころかそのまま距離を置こうとしてきたため、敵と認定され(脱価値化)恐怖で支配しようと攻撃をしてきました(自己愛憤怒)
NPDは単なる雑談でも「今、私を傷つけたな!お前最低だな!」と言いがかりをつけて怒り出すことができます。
もっとうまく立ち回ることもできたのでしょうが、脱価値化され始めた頃の私は、いろいろ悩みをかかえていてストレスフルの状態。
そんな時にいきなりNPDから電話がかかってきて脅すような低い声で「お前のLINEのせいで私は傷ついた。お前が悪いそんな最低な奴だとは思わなかった」と言いがかりをつけてきたので、気持ちに余裕がなかった私は元友人の言葉の矛盾点を指摘してしまったのです。
(よいこはNPDの矛盾点を指摘してはいけません、危険です💧)
この行為は火に油をそそいだも同然で、殺意すら感じるぐらいの勢いで罵詈雑言を吐かれました。
今まで言われたことがないような暴言を容赦なく浴びせてきたので、絶対言い返してこないと思っていた相手が反撃してきたのがよほど怖かったのでしょう。(NPDは弱さを強気で隠す)
電話越しでも聞こえるほどの大声だったので、近くにいた娘が自己愛憤怒に巻き込まれてしまいました。あまりの狂乱ぶりに「下手に怒鳴り返したら自宅にまで押しかけて来るかもしれない」と感じ、だまって罵詈雑言を浴び続けました。
私が今どこで何をしているかを把握していたNPDは、そばに子供がいるのをわかっているタイミングで連絡をしてきたのです。
「こんなことしてもまたいつものように接してくれるだろう」とか「これだけ怖がらせれば私の言いなりになるだろう」いう甘えがあったのでしょうが、卑怯な手を使った元友人を許すことができるわけもなく、絶対泣き寝入りはしてやらないと心に決めました。
ちなみに元友人が言いがかりをつけてきた内容を共通の友人やカウンセラーさんや医師に話したところ「え?それの何が怒れるの?」と驚かれました。
そもそも目的が「怒りをぶつけてターゲットを支配すること」なので、怒る理由が本当に適当なのです。
家族が焦るほどだった私の異変
罵詈雑言のあとはしつこいLINE攻撃が始まりました。
私は返事をしないまますべてスクショにとり、PCに保存し続けました。
まるで自分は被害者と言わんばかりのLINEにうんざりしながら作業を続けましたが、この作業があまりメンタルによくなかったのか、途中で気を失ったかのように眠ってしまいました。
朝、目を覚ますと頭の中に霧がかかり、完全に思考が停止しているような感覚になっていました。
普段なら30分で終わる家事が1時間かかっても終わりません。
集中力と記憶力が落ちていて家事の手順を途中で忘れてしまうのです。
今もこの頃の記憶はかなり曖昧です。家族が「なんだか認知症になってしまったみたいだった」と言っていたので、どんな状態だったか一応想像はできます。
メンタルクリニック通院歴が長い娘が私の様子を一目見て「この状態はかなり悪い。早く病院に行って投薬治療した方がいい」と、休日も診察している病院を探しだして夫と一緒に連れていってくれました。
産業医も兼ねている先生だったためハラスメント問題に詳しく「慰謝料とれますよ。それぐらいのことをされている。」と初診で言われました。
警察に被害届を出すことを検討していたので2度目の診察時に診断書も出してもらいました。そこには「うつ症状」と書かれていました。
ストレスの原因を排除すれば快方に向かうことがわかりましたが、仕事は辞めたくないと思っていたので、今後どうするかは復職してみてから改めて決めていくことになりました。
「投影」でおしつけられた不用物
現在は医師のアドバイスに従った生活をおくり、家族にも家事の面を助けてもらいながら過ごしています。
頭の中がぐちゃぐちゃになったような嫌な感覚は、今まで感じたことがないほどの気持ち悪さでした。もう二度とあんな風にはなるのはごめんです。
あれが「投影」で押し付けられたNPDの不用物だとしたら、人を貶めて優越感に浸ったり「自分は特別な存在」と思い込んで陶酔感を得ることでしか、不快感を軽くすることはできないでしょう。
もしかしたらあの状態がNPDにとっては普通なのかもしれませんが・・。
なんにせよ、アホなお人よしの私は悩みを相談されるたびに自己陶酔感を満たす言葉をかけてきてしまったわけです。
元友人にどれだけ前向きな言葉をかけても決して満たされることはなく、自分の思った通りの言葉を出せ、自分を褒めろと要求が強くなっていくだけでした。
これらのやりとりをもう二度としなくてよくなっただけでも本当に気持ちが楽になりました。