また重いテーマがはじまります
『この子は自分で障害がある事に気が付ける子です。それから先のメンタルのケアはすごく大変だと思いますから覚悟していてくださいね』
2歳の子にハンディキャップがあるとわかった日の主治医の言葉です。
あの時はそれどころじゃない状態だったのでさらっと聞き流してしまいましたが、今頃になってその言葉の重みをかみしめています。
先生すいません・・私の覚悟、全然足りていませんでした。
ASDと診断されている娘は身体も弱く不安が強すぎる子。
安心できる言葉がけや環境を整えたりしてきましたが、試練を与えられているかのごとく つらい経験ばかり積み重ねていきました。
娘の同級生たちはもうそれぞれの進路でがんばって働いていますが、娘は二次障害の強迫症で日常生活すらままならない状況です。
『比べてはだめだ、みんな苦労を重ねて今があるのだから』頭ではそう思っていても、心の中はやるせない気持ちに苛まれます。
私の接し方がまずいのか?
過干渉になってしまっているのか?
環境が悪いのか?
一体これから私はどうしたらいい?
娘の場合強迫性障害とは診断されず二次障害の強迫症と言われています。
(適応障害もあります)
強迫症が原因の確認行為は日々悪化していて、最近は5分おきに「これって大丈夫かな」と聞いてくるまでになっています。(強迫の巻き込み)
私はそれに耐えられなくなり、二日ほど家を出ました。
一度離れてリセットしないとつぶれてしまうと感じたからとった行動でしたが、これはすごく功を奏しました。
少し気持ちがリセットできた私は、強迫症のことを調べはじめました。
やはり強迫観念が悪化した原因は私の接し方にありました。
不安を落ち着かせるための安易な言葉がけが、かえって強迫観念を悪化させてしまっていたのです。
発達障害の知識だけで「不安を軽減させればいいのかな」と独自で判断し、強迫観念のことをしっかり調べてこなかった私のミスです。
強迫性障害に当てはまる事柄が多いのに診断されないということは、やはり二次障害を起こしている発達障害者にもよく出る症状なのでしょう。
メンタルケアに一番必要なのは本人の治したいという意思ですが、ここまで来てしまうとかなり難しいでしょう。
しばらくは手探りの毎日になりそうです。
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