現代アート07-A 蔡國強
作家情報
1957-
中国
ニューヨーク在住
東洋哲学と現代の社会問題の概念的基盤に根ざした彼の作品は、しばしばサイトスペシフィックな作品で、地元の文化や歴史を解釈し、それに対応し、鑑賞者と周囲のより大きな宇宙との間の対話を確立します。彼の有名な火薬画、爆発イベント、インスタレーションには、社会と自然の間を自由に揺れ動く2次元の平面を超えた力が込められています。
異なった文明や社会や人々が互いに調和・共存するための手段としてアートを捉えている。火薬は中国の歴史や人類の文化にかかわりが深く、薬の一種である一方、爆発によりすべてを破壊し無に帰し暴力衝動を発散させるものである。彼は火薬をコントロールし爆発させることで、暴力衝動や破壊を創造へと転化させ、生命や存在の根源に繋がろうとしている。
紹介作品
「梯子」 2015年6月15日午前4時50分
※映像 約1分（facebookより）
導入
最初は1994年にイギリスのバースで、悪天候のために中断された。 2つ目は2001年に中国の上海で、911事件の後、さまざまな場所でテロの脅威が高まり、計画は再び保留された。 3回目は2012年にロサンゼルスで開催され、当局は森林での山火事のリスクを理由に許可を撤回した。2015年6月15日は、21年間待ち望んだ日であった。
素材
泉州市の恵嶼島
火薬（5トン）
黒色火薬は、安定した反応を可能にするために、燃料（木炭または砂糖）と酸化剤（硝酸カリウムまたは硝石）、および硫黄で構成されています。木炭と酸素からの炭素は二酸化炭素とエネルギーを形成します。
風船
形状
500メートルの火薬が詰められた梯子が、6,200立方メートルの巨大な白い風船によって空に引き上げられている。海面付近から引火され、およそ60秒かけて最高点に到着する。
寸法
高さ500メートル 幅5.5メートル
効果・意図
場所について 「泉州は比較的遠く離れていて大都市ではないことを隠したことはありません。しかし、小さな場所は宇宙と同じ経験をしています! また、雲に触れたり、星を選んだり、はしごを設置して宇宙とコミュニケーションをとることもできます。 そして、それは小さくはありませんが、星を見るのがより良いです、そしてそれははしごを建てることができるより良いです。」 蔡國強
「はしご」は、蔡国強の故郷から故郷に戻る贈り物であり、彼の百歳の祖母、両親、家族、そして故郷に捧げられています。
「温かく、故郷や親戚、友人への想いがあるからこそ、より感動しています。 夕暮れ時に実施されるという前回の計画とは異なり、今回は「天国のはしご」は昇る太陽とともに、希望を込めて昇ります。 これが私の復帰であり、新たな出発です。」 蔡國強
引用まとめ
BeautiMode 「解体アーティストの蔡国強は「天国のはしご」を燃やし、21年間の醸造後に実現しました」中国語ページ 2025/1/1現在
報道者 「私の作品の最大のリスクは火薬ではなく、それをアートにできないことです - アーティストの蔡国強へのインタビュー」 中国メディア 202/1/1現在
BAZAAR台湾 【インタビュー】蔡国強 2025/1/1現在