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現代アート09-A 池水慶一
作家情報
1937- ※生存不明
日本
プレイ(THE PLAY)の中心メンバーで主に関西で活動していた。大阪芸術大学卒。
紹介作品
「East Wind, Fine. 東の風」 1983年5月28日~6月22日
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導入
1972年から始まった六甲アイランドの埋め立て着工し、1988年に住宅入居が開始されたが、この作品は、その間の人工島が完成する終盤の時期に実施された。展示は自主的に行ったもので、キュレーターなどを介していない。1964年「檻」を処女作とすれば、19年目の作品となる。
素材
神戸市・六甲アイランド埋立地
鋼材(約20t)
古窓
寸法
〈地上〉1120×622×15cm 〈地中〉1120×300×15cm
効果・意図
※不明
約20tの鋼材と古窓からなるこの<窓>は、当時埋め立て中であった六甲アイランド先端の海に接する場 所に1か月間立てられた。 海でもなく、陸でもなかったその場所は、まもなく六甲アイランドシティになった。造成中の埋立地で、ダンプの出入りのない土・日曜日の午後だけ公開。 作った人が20人、見に来た人が25人という作品であったここに「窓」を立てるについては、管理者である神戸市に埋立地土地使用許可を申請し借地料をはらった。使用目的 写真撮影、借地料 7.524円 (418円/㎡×18㎡×31日の計算) つまり「窓」の底面積の使用料で勘弁してくれたのだ。
制作方法
建築建材の鋼材を寸法で切り出して溶接する。(ある程度の部材ごとに現地に運び、その場で溶接している。)次に、古窓を鋼材でできたフレームに填めていく。大きなガラスの面となった窓をクレーン車を使って立て、事前にショベルカーで開けておいた穴に突き刺す。
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関連作家
THE PLAY
引用まとめ
*1 WORKS of IKEMIZU KEIICHI 池水 慶一 ウェブページ 2025/1/7現在
ろくあいひすとり ウェブページ 2025/1/7現在