【RC限定】新築マンション建設からの脱却 第一種低層でのRC造ガレージ住宅のすすめ
前回記事は、木造限定の新築開発において、様々な建設内容でしたが
今回はRC限定の今の市況にあった内容の記事にしようと思います。
木造は建築に自由度がありますが、RCはマンションなど一辺倒な開発がメインだと感じています。
そこで今回は、RCを建てるならば、どんな物件が今最もお勧めなのかを
独断と偏見でご紹介してみようと思います。
RCで新しい表現を行うのはガレージRC以外に考えられない
RC住宅のメリットは、積算価値としての評価が高いこと、自然災害に強いこと、そして融資に有利なことです。 耐用年数的に35年で取り組める上、評価が高いということは自己資金も少なくて済む（積算評価を軸にした金融機関の場合：地銀、メガ、都銀、JAなど）
そして、どのような物件が近くに建とうとも、同様の物件は世には、ほぼ存在しないことから建築の段階で大きなアドバンテージを築けます。
RCガレージが世に、ほとんど存在しない理由は、建築における利点を理解している方がいないからです。儲からないと思っている方が多く、また、どこが効果的なのかなどの建設場所などを考える力がない方が不動産投資家には多いからです。
（皆マンションの目線しか持っていない）
しかし、その価値に過去から気づき、取り組まれている方も密かにおられ、その実力は計り知れないものであることを僕も実感しています。
それは木造や鉄骨のガレージ物件では構築できないRCだからこその塊感と洗練された空気感が生まれること。
そしてRCガレージは建築は建築場所に対する自由度が非常に高いと感じる僕の話をしてみます。
第一種低層地域で作れるRC住宅には価値がある
マンション建設用地、すなわち容積の取れる地域に皆建設は偏りがちだから、土地の値段も高騰するし、そのような地域は競争に常にさらされています。作られる物件ですら同じようなものばかりだからこそ、そんな地域を離れて建設できるRC住宅には価値があります。そこに気づいている人は全くいないと言っても過言ではありません。
要は容積の取れない、第一種低層地域にこそ、ガレージRCには相応しいと感じています。３階建までを上限とすればRCガレージは容積を使わず作れる上、賃料においても大きなアドバンテージを発揮します。 木造では表現できないRCならではの高級感、質感、そしてどにこもない存在感を発揮できるものです。
RCのマンション建設においては、建設費用の高騰は今後も下がる見込みは絶望的だからこそ、低層にすることで競合もいないし、エレベーターを使わず、自動ドアもなく、防火認定も取りやすく、設計も楽、そして設備も適切なものを使えば、コストを抑えることもできる上、賃貸住宅業界内での競争に巻き込まれることも全くありません。（現在のところ）
要はメリットしかないと感じているどころか、今後は低層RCの重要性は増えてくることと思うから、ガレージRCには、より強固な価値が構築できると感じています。
全国で作られてきた、数少ないガレージRCの画像を見てみましょう。
画像はPinterestから抽出したため、どこの誰の物件かは判りかねますが、正直探す方が難しいほど、世に出ていないことがお分かりいただけます。
ガレージの良さは、前回記事のように、個人の趣味嗜好に強く影響を与える物件となります。車が好き、ガレージで趣味の時間を過ごすなど、ガレージに一度住むと次もガレージ付きになってしまうでしょう。
独特に空気感が漂っています。
ガレージRC自体、デザインに、自由度はあまりないと感じていますが、それでも表現の仕方によっては、高級感を打ち出すことは容易なことは写真からもお分かりだと感じます。
２階建にするか、３階建にするか、どちらも構造計算は必要になりますが、その環境に合わせて、ライフスタイルを構築することを踏まえて考えてみても良いと感じています。
低容積の地域は、土地の値段も安く、落ち着いています。競合は分譲会社くらいですから、更地、素地の状態であれば、安く購入することもできるでしょう。
ただし、そのような地域は、割と景観条例があったり地域条例もありますので、
自分が得意とするエリアや、好きな場所などで取り組まれることが良いと思います。（地域を知っていることと、融資の関係）
ガレージRCは、高層でない為に、基本壁式で十分作れることから、建設費用も抑えられる上、建築工程も少なく、工期も短い。すなわち支払う期間中金利も少ないというメリットもあります。
僕の作った2019年のガレージRC
如何でしたでしょうか？ ガレージRCの魅力は沢山あります。また、強いデザイン性も兼ね備えた物件は物件のファンをも増幅します。
マンション建設ばかりではなく、郊外型のRCガレージもまた面白い試みとなりますので検討される余地は大いにあると考えます。
木造、鉄骨では表現できない、RCだけが醸し出せる空気感は、どこか無意識に芸術性をも感じるものです（全てではありませんが・・・😅
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