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こころに寄り添う心理カウンセラーとして…

納得はお互いにつくるもの

相手を理解しようとする≠言いなりになる

相手を理解しようとして自分の意見は我慢する、という方がいらっしゃいますが、これは自分が説得された、ことになり、自分への不満がたまっていきます。

『言えない』気持ちの裏には相手への尊重がありますが、自分を尊重する、自分を思いやる気持ちが欠けています。
尊重はどちらか一方が欠けると、その関係性を正しく、長続きすることは難しくなります。

お互いを尊重する伝え方に
アサーティブコミュニケーションという手法があります。
自分の主張を一方的に述べるのではなく、相手の立場や意見を尊重しつつ、自分の主張や考えを正確に伝え、意見交換が出来るようなコミュニケーションの方法です。

自己表現のスタイルは下記のようなタイプに分類されます。

A.ノンアサーティブ(非主観的)
相手を大切にするけれど、自分を大切にしない自己表現
相手を尊重するあまり受け身になってしまう。対立を避けることで、相手優先の判断になってしまう。

B.アグレッシブ(攻撃的)
自分を大切にするけれど、相手を大切にしない自己表現
一方通行の自己表現に。相手への配慮が足りず信頼関係を築くことが難しい。

C.アサーティブ(バランスタイプ)
自分も相手も大切にする自己表現

例えば・・・
締め切りまで時間がないのに、手が空いている同僚が手伝ってくれない。
A.大きなため息をついたり、わざと書類を音を立てて置くなど、相手が気付くような態度をとる。

B.仕事がないのであれば、手伝って。と同僚に言う。

C.締め切りに間に合いそうにないので、と理由を説明し、手伝ってもらえませんか。と同僚に言う。

アサーティブはまさに、相手の気持ちや立場を尊重し、自分自身の気持ちや意見についても正確に伝えます。
また、その場にあった言葉遣いや表現を選択して話すため、相手を傷つけることなく、互いに納得出来る解決策を導き出すことができます。



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