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資産運用初心者!(2)|つみたてNISAでおすすめのインデックスファンドとは?

それでは、どうやって買えばいいか?について具体的に紹介します。

1.投資する金額を決める

以前の記事『資産運用初心者!(1)|つみたてNISAとインデックスファンドとは?』で、当面の生活資金以上の資金を、投資に回し、お金に働いてもらいましょうと説明しました。

「当面の生活資金」の感覚は、資産が半分になっても心がざわざわしない金額です。だいたい生活資金の6か月分くらいが目安になります。

当面の生活資金をのぞいて、安全資産と、リスク資産に分けます。
なぜ分けるかというと、リスクを取れば、金利が高く、取らなければ、お金が増えないからです。

ほどほどのリスクでお金を増やしたいなら、平均点を取って金利プラス5%くらいになる投資を目指すことは難しくありません。
そのために、バランスをとり、安全資産と、リスク資産に分けるのです。

安全資産:元本が保証されている個人向け国債
リスク資産:インデックスファンド(投資信託)

投資信託の金額を決めるときは、1年で最大1/3減る可能性があると良いです。最悪の場合、最大1/3減っても、心がざわざわしない金額を決めましょう。

リーマンショックのときは、直近高値からの下落率で見ると、日経平均株価で約60%、アメリカの株式の代表的な指標であるNYダウで約50%、ドル円の為替が約40%下落しました。

保有割合ですが、『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 』によれば、だいたい半分ずつ持つように言われています。
リスクが取れる人は、個人向け国債の割合を減らしても良いです。
私は、個人向け国債を持っていません(持っていないんかい!)

個人向け国債は、最低金利保証が0.05%。これって楽天銀行に1年間預けてもらえる0.1%(マネーブリッジなどで最大)より低いので、楽天銀行に預けてればいいか、と思って買っていません。

みずほ銀行などの普通の銀行は、普通預金で1年間預けると、金利は「0.001%」なところがほとんどですので、国債を買ったほうが良いです。

個人向け国債(か、私の場合は楽天銀行):50%
インデックスファンド(投資信託):50%

2.インデックスファンド(投資信託)の国内株式と海外株式を半分ずつ買う

投資信託の最大のメリットは、リスクを分散して投資できることです。
『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』のおすすめの買い方は、国債50%と国内株式25%と海外株式25%ずつ買うことです。そうすることで、リスク分散させます。
私は、国債は買わなくてもいいかな(国債の元本保証よりハイリスクでも構わない)と思っているので、国内株式と海外株式を半分ずつ買うのがおすすめです。
リスクについて自分と相談してみてください。

買うタイミングは、積み立てていくことをおすすめします。
『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』では、一気に買うことをおすすめしていますが、積み立てることで、時間も分散させることができるからです。
それに、いままで投資をやったことがない人が、一気に買うと、株価が下がった時に何十万円もマイナスになることは十分あり得ます。
そのストレスで、資産運用をやめてしまうというメンタルの問題があります。少しずつ金額を増やして心を慣らしてやめないほうがいいです。
一気に多くのお金を手に入れることができない長期投資の1番の敵はやめてしまうことだからです。
それに、インデックスファンドは購入手数料は0円なので、購入回数が増えたとしても問題はありません。

また、1年に1度くらい国内株式と海外株式のリバランスを行います。
だいたい半分になっているか確認しましょう。
株価の変動により、どちらかの株式が多くなっている場合があります。
そんなに、きっちりしなくても4:6くらいの割合なら問題ありません。

3.おすすめのインデックスファンド(投資信託)

投資信託には、買う時に払う販売手数料と、定期的に払う維持費の運用管理手数料があります。楽天証券では、買付手数料、管理費用(含む信託報酬)と書かれています。
SBI証券では、買付手数料、信託報酬と書かれています。

買付手数料:買う時の販売手数料
管理費用(含む信託報酬):運用してもらうための定期的に払う維持費

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買付手数料と管理費用(含む信託報酬)の安いものを選ぶようにする。
運用管理手数料(信託報酬)は、運用会社の懐に入るだけのものだから、自分たちにとって、確実なマイナスになります。
だから手数料が低いところを選ぶのが合理的だし、それくらいしか、購入するときに改善できるところはありません。

信託報酬が、0.1%あたりのものを選ぶ。この後紹介する、0.09%、0.1023%のレベルなら十分安いし、今後もっといいものがでてきても、まあ大差はあまりないです。

手数料が、0.0いくつを追いかけるレベルです。
そう考えると、手数料で5%とか3%といわれたら、恐ろしく高いことがわかると思います。
私たちが目指すべきは、プラス5%を目指す運用をしていくわけですから、5%取られてしまったら、利益はほとんどありません。
銀行や証券会社は、そういうことを私たちは知らないと思って、平気で提案してきますので、数字のレベル感をわかるようになっていかなくてはなりません。

インデックスファンド(投資信託)は、国内株式と海外株式を半々ずつ買うようにする。
『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』では、2つの投資信託がおすすめされています。信託報酬は、さきほど言った0.09%、0.1023%で安いです。
ちなみに、私が実際に購入している銘柄もそのあとに紹介します。

上場インデックスファンドTOPIX 
『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』でおすすめ)
国内株式 信託報酬0.09% 東証株価指数(TOPIX)に連動
この投資信託は、東証一部に上場しているすべての株を少しずつ持っていることになります。
※TOPIXは日経平均より会社の数が多く、会社の規模も考慮されているバランスの取れた指標です。
TOPIXは、1000ポイントから1200ポイントになったら20%アップした、とみる(1万円投資してたら、2000円得するということ)

ニッセイ外国株式インデックスファンド
『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』でおすすめ)
海外株式 信託報酬0.1023% MSCIコクサイインデックスに連動
この投資信託は、アップルなどの先進国の主要な会社の株を少しずつ持っていることになります。

私が実際に購入している銘柄

おすすめされていた、ニッセイ外国株式インデックスファンドと他3銘柄を保有しています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
海外と国内株式 信託報酬0.1144% MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
海外株式 信託報酬0.1144% MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
国内株式 信託報酬0.154% 東証株価指数(TOPIX)に連動
先ほどの上場インデックスファンドTOPIXに似ていますね。

eMAXIS Slimシリーズは信託報酬が安いことが多いです。
気を付けたいのは、eMAXISという銘柄もありますが、安いのは、eMAXIS Slimのほうです。

多くの人は、特定口座が適しています。
証券会社が投資家に代わって税金計算を行って納税をするので確定申告が不要になります。「源泉徴収あり」を選択していても確定申告をすることができるので、迷っている方は「源泉徴収あり」を選択した方が良いです。
私も特定口座(源泉徴収あり)の口座にしています。

一般口座が適しているのは、学生や専業主婦です。1年間の譲渡益(売却益)の見込み額が小さいため、所得控除を考慮すると確定申告が不要となります。

4.NISAの口座をネット証券で開く

まず、ネット証券を開きます。
ネット怖い!という人でも、最初につみたて設定をすれば、そのあとは何も考えなくても積み立てられていきますのでネットで買ってください。

ネット証券は、2つのどちらかでいいと思います。

楽天証券
SBI証券

どちらでも、ほとんど変わりません。
私は、楽天証券しかもっていないのでわからないのですが、SBI証券より楽天証券のほうが画面や案内が見やすいらしいです。
また、楽天証券の場合、口座を連携することで、先ほどのマネーブリッジという制度で、楽天銀行の金利が0.1%になります。

最後に

ここまで、どうやって買えばいいか?について具体的に紹介してきました。
まとめると、

✓当面の生活資金・安全資産・リスク資産に分けて投資する金額を決める
✓インデックスファンドの国内株式と海外株式を半分ずつ買う
✓買うタイミングは、積み立てていく
✓インデックスファンドは、買付手数料と管理費用(含む信託報酬)の安いものを選ぶ
✓信託報酬は、0.1%あたりのものを選ぶ

✓おすすめのインデックスファンドは、上場インデックスファンドTOPIXと
ニッセイ外国株式インデックスファンド

✓私が実際に買っているのは、
上場インデックスファンドTOPIX
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

✓NISAの口座をネット証券で開く

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