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資産運用初心者!(3)|個人向け国債は、買ったほうがいいの?

個人向け国債とは?

国債とは国の債券で、国債を買うことで、日本にお金を貸したことになります。
個人向け国債は、資産を安全に保有することができます。

国債の特徴は元本(支払った分のお金)保証ということです。
だから、10万円買ったら、10万円は保証されます。10万円以下になってしまうリスクがありません。

その代わりに金利は低いです。最低金利保証は0.05%。
銀行に預けるよりはいい。
みずほ銀行に普通預金で1年間預けると、金利は0.001%。


国債は買ったほうがいいのか?

ただ、楽天銀行に預けていれば、条件(マネーブリッジなど)をクリアすると、金利0.1%。
だから、利便性を考えても、金利も楽天銀行のほうがいいと思います。
金利を上げるための条件は、楽天証券で投資信託を購入すればクリアできます。
そのため、私は国債を買わずに、楽天銀行に預金しています。

個人向け国債を買うなら、「変動金利・満期10年」

それでも、国債を買うなら、個人向け国債の「変動金利・満期10年」のタイプ。
いまは金利が低いからそんな差はないけど、今後、金利があがったときには、それにあわせて個人向け国債の金利も上がるようになっています。
固定金利だと上がりません。
満期が10年だけど、おろせないのは最初の1年だけ。それ以降はペナルティ(過去一年分の金利)を払えばおろせます。

銀行の預金と比較したときのメリット

銀行の預金と比較したときのメリットは、安全性です。
国が借金を返せなくなるくらいに大きなことがあった場合以外は間違いなく返ってきます。

国が借金を返せなくなるくらいに大きなことというのは、戦争で他の国に占領されたときとかがあります。あるいは借金で首が回らなくなったときに、国が『すいません。返せません』と言ってくるかもしれない。
でも、日本国債の買い手ってほとんどが日本国民だから、もし日本が国債の借金を返せなくなったら、お金をたくさん刷って、国民に返せばいい。


お金が返ってこないリスクとは?

ギリシャでは、国が『すいません。返せません』と言うのと近いことが起きそうになりました。2009年10月頃から問題となったギリシャ危機です。

ギリシャの場合は、他の国からお金借りてたし、使っているお金がユーロだから、お札刷って返すってことができなかった。
ユーロはギリシャだけの通貨じゃなくて、EU全体の通貨だったので、好きなようにお金を刷ったりすることができないようになっています。

このことからも、ものすごく悪いことが起きる(国が財政破綻したり、戦争に負けるとか革命)っていう、まず起きないことのリスクを負う代わりに、ちょっとだけ利息をもらうというのが国債です。

気を付けたいのは、政情不安な新興国の国債は金利が高い場合があるけれど、安全ではないってことです。

最後に

ここまで、個人向け国債について考えてきました。
まとめると、

✓国債を買うことで、日本にお金を貸したことになる
✓国債は元本保証
✓国債は金利が低いので、銀行に預けるよりはマシ(楽天銀行を除く)
✓国債を買うより、楽天銀行の預金のほうが金利が高い
✓国債を買うなら、「変動金利・満期10年」タイプ
✓国債は、国にものすごく悪いことが起きない限り保証される
✓政情不安な新興国の国債は安全じゃない

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