自分の癖に気付く
子供を育ててみてわかったことは、小学3~4年生くらいから周りの子と自分を比較し始めるということ。
人からどう思われるか、を気にし始める。
低学年までの子は、人の目をそれほど認識していないので、そのままのその子を見ることができる。
初めて自分を客観的に捉えたのは、小学生の頃だろうと思う。
その頃振り返る過去は、生まれてからの数年間だ。
そして、どうも私は最初に捉えた自分像を
未だに信じているかもしれない、ということに気付いた。
私は何もうまくできない、と思っていた。
優秀な兄がいて、何事も勝てなかったからだ。
当たり前じゃないか。
家族で一番幼い私を、皆が助けてくれた。
私は、何もうまくできないから助けられているんだ、と今までずっと思っていた。
まさか!
ただ幼かっただけだ。
誰だって助けるであろう不完全な子供だ。
大人になって子供を生んでもなお、何もうまくできないと考える癖が残り続けていたよ。
いつでも何かに思い悩んでいる、という癖もある。
ぼーっとしていると、もっとこうするべきじゃないか、とか。どうしてあんなこと言ったんだろう、とか。わざわざ悩ましいテーマを必ず扱ってきた。
別に美味しいアップルパイのことを考えたっていいのに。
楽しかったあの時を味わってもいいのに。
わざわざちょっと自分を批判的に捉えて改善策を考えようとしていたよ。
さあ。
数十年生きてきて、改めて自分はそんなに何もできないの?
何でもできちゃう人として生きてみるのも、ありかもよ?
本当に何も考えないで、ただその時を全身で全力で感じるだけでも、いいかもよ?
実はお引っ越しの荷物を三分の一くらい送り出した。
そしたら、空間が広がってすっきりして、なんと思考もすっきり軽くなった。
家族もみんな。
物が多いと思考が重くなるのは、本当だったんだ!!と実感してる。
色んな経験させてもらえて、ありがたい。
しばらくは、意識して軽やかに過ごしてみるよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?