アンチ・就活
どうも、大学2年生19歳です。
近年の就活前倒しブームも相まって、
同級生が「インターン行ってくるわ～」とか、「公務員講座受けるわ～」とか、「ガクチカのためにボランティアしてくるわ～」とか言い始めました。
大学構内のフリースペースに行っても就活の話ばっか。
気持ち悪くてたまりません。
※以下、就活を一切したことの無い未熟すぎる10代の勝手な発言です。
コイツ社会のことなんもわかってねぇなと思いながら読み流していただけると幸いです。
ガクチカって何なん？
ガクチカは、就職活動においての用語、若者言葉である。就職活動中の学生が面接官に答える、「学生時代に力を入れたこと」を略したものである。
私がいろいろな活動をしていると、基本的に大多数の人が「すごいね～ガクチカだね～」って言ってきます。
ですが、そもそも私は就活のためでもガクチカのためでもなく、自分がワクワクすることに時間を費やしているだけであって、成果を求めているわけでも、褒めてもらいたいわけでもありません。
「ガクチカ」という言葉は一見誉め言葉にも聞こえますが、
・ふ～んどうせ、全ての努力は就活のためなんでしょ
・社会に出たことの無い未熟な学生の低クオリティな活動だね
・若いっていいねぇ～（＝社会に出たら通用しないよそんなの）
って言われてるように私は聞こえます。
私は「学生」だから今の活動をしているのではなく、
一人の「人間」として、自分がときめくことに時間と労力を費やしています。
「ガクチカ」は全く誉め言葉ではない。
就活で”成功"するための手段として活動している風な人と、本当に人生を懸けて活動している人の見わけがつかなくなってしまう危険な言葉。
個性あふれるワクワクが止まらない活動を勝手に一くくりにしてしまう言葉。
大っ嫌いです。
個性画一化計画
就活中あるいは就活が終わった先輩方の姿を見ると、「落ち着いたな」って思います。
論点が一貫していてわかりやすい。
伝えたいことが明確で、簡潔な話し方を身に着けている。
就活を通して、自分を客観的に見つめなおし、言語化するというサイクルを繰り返した結果だと思います。
ですが、逆に言えば「保守的になったな」とも思います。
社会で自立して生きていくにはお金が必要で、そのためには「働く」ことが不可欠かもしれません。
しかし、就職をするから夢を語らなくなる、理想を追い求めなくなる…
それは違うのではないでしょうか。
自分と社会を俯瞰しているうちに、気が付いたら現実しか見えなくなってしまう。
そんなのおもんない。
私は、大人になっても子供心を忘れずに、美しいものを美しいと思いたいし、面白いものをみて口を開けて一緒に誰かと笑っていたい。
現実を客観的に見つめる力は必要ですが、全ての人が現実志向になる必要はない。
少なくとも私は一生夢を語り続ける脳内お花畑ポンコツでいたいと思っています。
逆行心
新卒で企業に就職したいと思うならば、就活をするのがほぼ必須みたいな現在の社会。
97.7％の大学生が就活を行っているとか…。
今の日本で社会的なステップを登ろうとすると、統一された方法で、みんなと同じように門をくぐる必要があります。
高校受験も大学受験も、そう。
大学受験が終わるまでの私は、そういう社会の枠組みに純粋に従って、その中で成績優秀＝優等生になるのが全ての正義だと思っていました。
先生の言うことをきちんと聞いて、出された宿題をしっかりこなし、疑問をもつことなく全てのルールに従う。
たくさんの人に偉いね～って褒められて、それが嬉しかったし、それでいいと思っていた。
でもそれっておもろくない。
今はそう思います。
社会の流れから外れてもいい。
友達と全然違うことをやってもいい。
社会で当たり前だと思われていることに対して大きな声で疑問を言って何が悪いんだ。
社会的に正義だとされている就活に疑問を抱かず、とりあえず始めてみる。
ネットの解説サイトを見ながら効果的なエントリーシートの書き方を実践し、大学の就活のコツ講演にも顔を出してみる。
インターンに行ってちょっと社会人になった気になってみる。
そんなこんなで気が付いたら、内定ゲット。
まぁ受かったからとりあえず就職してみよう。
おもんなっ！！
私が尊敬している会長の会社は先日、
「富士山の山頂で採用面接！～山頂面接の場合ＥＳ不要！～」をしてました。
しかも、山頂には会長を含む社員全員で登っているという…
社会のルールに従って順当に就活をこなす若者の方が、企業としては扱いやすく、社会全体としても効率よく動くのだと思います。
ですが、私は「就活なんかくそくらえ！」って言ってくれる企業に就職するか、「就職なんかくそくらえ！」って言いながら、社会のルールに従えなかった自分のための会社を創りたいと思います。
最後に
これだけ攻めた発言をしておきながら、来年の今頃にはおとなしくＥＳを書き、「私のガクチカは～」とか、「自己ＰＲを5分でさせていただきます。」とか、言っているかもしれません。
そしたら鼻で笑ってください。
結局アイツも人間だったんだと…笑
ただ、社会のことを何一つわかっていない今の私にとって、就活生は遥か遠くの存在に見えるし、少なくとも憧れの存在にはなりえません。
自分のやりたいことは何なのか、
今の自分とは何なのか、
就活という短い期間で、ＥＳに簡潔にまとめられるわけがない。
少なくとも、私が生きてきた大切な19年間を、
就活のためだけにあんな紙ぺら一枚にまとめて、知らない大人に全てを見透かされた顔をされるのは絶対に嫌です。
私は私を生きていたい。
自分の人生を大切にしたい。
そう、思います。
（以上、最近幼馴染に「発言が丸くなったねぇ～良かったよぉ」と言われた右腕でした）
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