少しずつエンジンをかけていく。
不妊治療と仕事の両立、長男の病気の発覚、双子出産と様々なことが重なり、ついに育休5年目となり、そろそろ復帰に向けて動き始めた。
保育園情報から始まり、最近の教育業界はどうなっているのか同期に会ってみたり、尊敬している中学校の恩師に仕事と育児の両立の仕方などを詳しく聞かせていただいたり、頭を仕事モードに切り替えようとしている。
その影響なのか、最近は夢で、授業参観が失敗して目が覚める、児童に“画用紙がないので、給食当番表が作れない”との指摘を受けるなど、なんだかうなされて起きることがある。よほど 、復帰が心配なのだな(笑)
忘れないように、恩師と話をして心に残ったことを書き留めておこうと思う。
恩師には、きっと仕事しながら、長男+双子育児は厳しいと言われた。私も思う。正直、家が回らないことが想像つく。
すると恩師は、
「最悪、家が回らなくてもいい。人が回っていれば。」
なるほど。家が整理整頓できなくても、たいした料理が作れなくても(お金を払えば、外部委託もできるし)、家族が笑顔で元気に過ごしていれば、よいのだと納得。
先日行った小児科で、私がぽろっと、長男が、常に九官鳥のようにマシンガントークをしていて、それに加えて、双子に「ママー!!」と言われ大変だという旨を話すと、女医さんに笑顔で、
「お母さん、子どもたちに呼ばれて大変でしょうけど、間違いなく今が、人生最大のモテ期ですから!!料理とかもうテキトーにしちゃって、子どもと、笑顔で遊んでいれば十分です!」
と言われ、確かに、今が人生最大のモテ期かもしれないと思った私(笑)
きっと仕事と育児の両立は、とてつもなく大変なことは目に見えているが、恩師に言われた、「復帰してすぐにみんなと同じに追いつこうとするのは無理だから、少しずつエンジンをかけていきなさい。」という言葉を忘れずに取り組んでいきたい。
そして、先日たまたま観たテレビで、戦時中、台湾で教師をしていた女性が、100歳を過ぎて教え子達と交流している姿を見て、何歳になってもこうやって慕われて、お互いに昔話をできるってなんて幸せなことなんだろうと感じた。
今までも、新任、若手として、たくさんの素敵な子どもたちと出会ってきた。これからは、子ども達の人生の何かきっかけの一つになるような出来事を与えられる教師でありたいなと思う。そして、そういう出会いがあるまで、自分を奮い立たせて、仕事を頑張りたいなと思った。
この記事、数年後に見返した時、どういう気持ちなのか気になる自分がいる。