全然わからないからこそ気になる「『ぴえん』という病 SNS世代の消費と承認」
これは、聴いていても本当にわからなかった。
なぜ私から見ると「不合理」な選択をするのか。
これを無理に「わかるー」とかいっちゃダメ。
わからないものがある、のが今の実態。
歌舞伎町界隈の若い方の生態について描かれている本。
私の知っているところで行くと、名駅で活動している「全国こども福祉センター」にいる子たちが近いのか?
書籍のタイトルに「病」ってついているが、そのように言ってしまって良いのか?
なんでも「ぴえん」で会話するのは仲間内では分かり合えても、
外部の人には伝わらない。
そこで、言語化する努力をしろというのは合理的。
でも、言葉を操るのが得意な人がそのフィールドで闘う努力しろっていうのも、
強者がルールを決める世界なんて、希望の持ちようがない。
んーでも、「ぴえん」言っている人の心にあるものってそういうのとも多分違う。
話を聞いてわかりたいと思ったけれど、前提が違いすぎて、とっかかりようがない。
ただ、「違う」ことはわかったし、安易に「わかる」と言いたくない。
すっきしないからこそ、心に引っ掛かる1冊。
出版されて数年が経過しているから、今はまた違う景色なのかもしれない。