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【永井路子氏の『歴史をさわがせた女たち』】

 昨晩のニュースで作家の永井路子氏の訃報を知った。
 享年97歳の大往生…。
天寿を全うなさった人生でいらしたと思う。
 永井路子氏のニュースで、高校生の時、『歴史をさわがせた女たち』シリーズをよく読んでいた事を思い出した。

 歴史の教科書だけでは登場する偉人の血の通った"人物像"までは、描ききれない。(と思う。)

 中でも歴史上の女性たちは、紫式部や清少納言など"自身"で"作品"を残した女性は別として、多くは何某の"娘"、"妻"、あるいは"侍女"として、歴史上、"存在"はするが、スポットライトの当たらない影の場所の人々だったように思う。

 が、永井路子氏は、何某の妻、娘、侍女といった女性たちに焦点を当て、作家ながらの鋭い推察と豊かな想像力で、実体のある血の通った人物像を描き出し、何人もの女性たちを著作を通して、日の当たる場所、スポットライトの当たる場所に引き上げてくれた。
〜と個人的に思っている。

…また読みたいなぁ。
検索してみると、まだ絶版にはなっていなかった。よかった…。
(最近、電子書籍化の波もあるのか、もう一度読みたい!と思っている文庫本、探してみても、もう販売されていなくて驚く事多し。)
 でも、もしかしたら、まだ手元にあるかもしれない…。探してみるか!
 ちなみに私が持っていた版は写真の版…画像は検索したものから拝借…

#永井路子 #歴史をさわがせた女たち

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