コントラバス弾きのクラシック鑑賞記

こんにちは、まりもです。

クラシック音楽といえば…なんでしょう?つまらない?眠い?いやいや…

クラシック音楽は、楽しい!そうなんです、面白いんです!

今日は、中学生からクラシックにハマってしまった私が初のクラシック鑑賞記を書いてみようと思います。

ただ、そんなものネットでいろんな人が書いているわけで…そこで今回は、コントラバスを弾いてかれこれ7年目の私が、独断と偏見で選んだコントラバス弾きとしてここのコントラバスを聞いてほしい!というのをいくつかピックアップしてご紹介します!

クラシックに詳しい人も、そうでない人も、こういう視点でみてみるのもいいんじゃない?という経験になればいいなと思います。

では、始めましょう!

(コントラバスはスマホのスピーカーなどでは聴こえにくいことが多いので、イヤホン・ヘッドホン推奨です)


Ⅰ メロディー編

1. 交響曲第1番「巨人」 マーラー作曲

コントラバス弾きとしてこれは外せない。よくオーケストラで演奏されていて、コントラバスソロがある曲といえばこの3楽章。とにかく聞いてみて下さい!

冒頭のティンパニに続いて流れるメロディーは…誰もが遊んだことがあるだろうあの曲(単調バージョン)。このメロディーは童謡「フレールジャック」がもとになっていて、日本では「グーチョキパーで…」で有名ですね!それなりに弾きやすい音程でもあり、私も一回やってみたいなと思う曲です。


2. 交響曲第9番「合唱つき」 ベートーヴェン作曲

この曲も大変有名な曲ですね、皆さんも特に年末によく聴く曲だと思います。「え、知らない…」という人、とにかく有名な部分をまず聴いてみましょう。

多分多くの人が聴いたことあると思います!実はこのメロディー、最初はコントラバス(とチェロ)が演奏しているんです!そこを聴いてみましょう

これも私が一度は弾いてみたい曲の一つですね…ちなみにベートーヴェンはかなりコントラバスに無茶なことをやらせてくることが多く、「弾けないし!」ってなることも多いんですよ…


3. オペラ「子供と魔法」 ラヴェル作曲

これはかなりマニアック。私も全部は聴いたことがないし、もっといえば最初しか聴いたことがないが、それがかなり衝撃なのでご紹介。

聴こえましたか?透き通った(?)ような高音。これをメロディーというか伴奏というかわかりませんが、とにかく出会った中で一番衝撃的なコントラバスの使い方。別にチェロでもヴァイオリンでもヴィオラでもいいのでは…?


Ⅱ 伴奏編

コントラバスは何を言おう、基本は伴奏の楽器です。ただ、その伴奏も奥が深いんですね…ということでいくつか紹介しましょう!

1. 交響曲第6番「悲愴」 チャイコフスキー作曲

50分程度の曲で、コントラバスで始まり、コントラバスで終わる、オーケストラをやっている人たちからするとかなり有名な曲です。

私は高校の時この曲をやったのですが、本番前のリハーサルか何かで最後どこで音を出せばいいかわからず周りに注目されたの覚えてます…意外と合わせづらくて怖いこの曲です。


2. 交響組曲「シェヘラザード」 リムスキー=コルサコフ作曲

知っている方ならヴァイオリンソロを思い出すであろうこの曲。実は2楽章に是非聴いてほしい箇所があるんです!まずコントラバス譜を見てみましょう。

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コントラバスは基本みんなで同じ音符を弾くのですが、今回は4つに分かれております…でもこれみただけでは良さがわかりませんね…聴いてみましょう!

ファゴットのソロの裏で、静かーに響くコントラバスのハーモニーは、まさに圧巻(言い過ぎ?好きなんですこの曲)


3. 交響曲第9番「新世界より」 ドヴォルザーク作曲

これはかなり多くの人が知っているであろう。4楽章は特に有名。

実はこの2楽章も日本人にとって馴染みが深い曲になっています。

キャンプファイヤーで歌ったことあるのではないでしょうか?「遠き山に火は落ちて」ですね。この曲は語りたいところが多いのですが…コントラバスが活躍するのはこの楽章の中間部。

聴こえましたか…?指で弦を弾く、ピチカートという奏法により木管楽器のメロディーを見事に支えています。この楽譜かなり音の変化が激しい上にこんな目立つようだと間違えられないので演奏するときは常に楽譜上を見失わないようにしてました。


さいごに

どうでしたか?多分多くの人が、「マニアックな人だな」と思われたと思います。ただ、コントラバスはこんなにも奥深いんです!いつかオーケストラを何かで見た時、なかなか注目されないコントラバスという楽器に着目してくれたら嬉しいです!

それでは、また!

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