画廊に行くようになって気がついたこと その48
デジタル技術による製作は、作者の肉体や具材の物質性の影響の残渣のようなものが残らないと説明してきました。
作者が、イメージを創造するのですが、それを物質に固着する作業は、別のものが行うということです。
建築士が、これから建てる家の設計図をつくるのですが、それを作っていくのは、大工さん達です。その作業における身体性は、大工さん達によるものになります。
街路や地下道のタイルをみていると、その細かな配置の感性は、誰に由来するものかと考えることもあります。
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