展示感想:〈ひとが痕跡になる世界〉Gallery FACE TO FACE企画 ANIMALIA アニマリア=いきものたちの世界 Part-2
Gallery FACE TO FACE企画 ANIMALIA アニマリア=いきものたちの世界 Part-2の感想のつづきです。
日常の中に感ずる動物の息遣い、ひとも動物の王国の一員である、そんな感じがありました。
杉崎良子さんは、新聞紙で恐竜を造形します。
印刷されたものを飲み込んだかのような、作品の恐竜は、まるで、万物の霊長と謳歌した人類の夢想を食べて復活したかのようです。
益田由ニさんは、人間の作り上げた技術が交錯するような生き物を描きます。タルコフスキーの映画「ストーカー」の原作(ストロガッキー兄弟)では、便や食物など人間がおとしたものにあつまるシデムシの有様がもとにあるようです。
人類滅亡のあと、残された文明の残骸に集まりながらみにまとういきものを思い起こしました。
後半は、木曜日からです。