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展示感想:川端 薫 展 「– AUTOPHAGY –」

 川端薫展 「– AUTOPHAGY –」行ってきました。必ずしもそうではないのでしょうが、水棲動物の世界のようで、猛暑の中、涼しげな感じでした。



 今回の展示では、大きなものから小さなものまで、いろいろなものが出揃いましたが、川端さんの作品は、大きいものには質量感を伴う独特の魅力があります。

 また小さな作品は、その精緻さ、幾何学的な味わいが加えられていて、そこにも、別の空間の力線を感じさせてくれます。



 全体になかなか力のある作品展示でした。

 川端さんに作品から、水の中の原始的な生き物に思いを馳せてしまいます。


 全ての存在は、その一生を使って自画像を描いているんだと思います。

 眼もなく、耳もなく、脳もない水生動物の潔さを考える時、万物の霊長の説明という丁寧なごまかしが、なんとも惨めに感じる、そんな、展示のひとときでもありました。


JINENギャラリー、は引っ越しますが、これまでお世話になった場所では、明日までです。
8月15日からは、新しい場所に移ります。
心機一転楽しみですね。

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