画廊の楽しみ方ーーなんで画廊に足を運ぶのか(68)
版画の話も終盤ですが、今回はシルクスクリーンです。シルクスクリーンは、ある世代の人には馴染む深いと思いますが、プリントごっこです。あれが、シルクスクリーンの原則そのものです。
最近は、Tシャツ印刷でも使われているようですが、古臭いやり方のように思われていますが、結構、繊細かつクリアな印刷がされるようです。
廣瀬さんとは、銀座の画廊のグループ展でお会いしましたが、その後も、年賀状など交わしています。
中村花絵さんは、デジタル映像が、画素の集合体であることに因んだ作品を作っていましたが、そこから存在の集合性へとも展開しているようです。
無数の穴から擦り出されるシルクスクリーンの個性も面白いですよね。