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表現再考: 里山から、空を眺めて

今日は、小暑の末候、鷹乃学習です。これは、〈たか すなわち がくしゅうす〉と読んで、穀雨で育つ緑を食べて、カラダを作った子供達が、ひとり立ちする時期を伝えてくれます。

常には、晴天の空をひとりで滑空する鷹が、子鷹と番いになって飛ぶ様をみて、ああ、雛の巣立ちの時期なんだと感じる頃です。

親子鷹といえば、歴戦の強者の親と才気溢れる息子を表する例えですが、むしろ、農村に暮らす人々が、里山で作業の傍ら空を仰いで想う子育ての風情なのでしょう。

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