展示感想: assort of HANGA(版画の詰め合わせ2)2022.6.3(金)〜6.12(日)Gallery Face to Face
Gallery Face to Faceの版画の詰め合わせ展に行ってきました。
前回は、和の雰囲気が漂っていたのですが、今回は、西洋建築の壁の前にるようなそんな空間を感じました。
漆喰の壁と一体化したような色彩感覚で、かつてそこに描かれていた壁画の一部がのこっている、もしくは、はられているイコンのような雰囲気が、僕には感じられました。
その中では、異彩を放っていたのが、山ぶきのりさんの漆によるウォータレスリトグラフで、漆をつかって蒔絵の技法を取り入れているようです。布を使った漆の可能性でした。
塩田さんの作品は、まるでイベリア半島の旧家に貼られた新大陸からの絵のようでした。
【参加 作家】
今野 規子(こんの のりこ) 銅版画/アクアチント他
塩田 裕二郎(しおだ ゆうじろう) 水性木版画
高橋 亜弓(たかはし あゆみ) 油性木版画
畠中 彩(はたなか あや) 銅版画/メゾチント
山ぶき のり(やまぶき のり) 漆によるウォータレスリトグラフ