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表現再考:和菓子、山路
木曽路はすべて山の中である。というのは島崎藤村の「夜明け前」の有名な書き出しである。
和菓子の世界では、「山路」の意匠は、さまざまな表現がされてます。緑の間のけもの道のような細い道があらわされたり、紅葉に包まれた意匠だったりします。季節柄、栗が使われているものも多くあります。
阿佐ヶ谷とらや椿山の山路は、あしらわれた栗が、まるで足あとのように思いました。
あずきの黒との対応も良いですが、足あとに思えた黄色が、時に形をかえる月のようにもおもえます。
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木曽路はすべて山の中である。というのは島崎藤村の「夜明け前」の有名な書き出しである。
和菓子の世界では、「山路」の意匠は、さまざまな表現がされてます。緑の間のけもの道のような細い道があらわされたり、紅葉に包まれた意匠だったりします。季節柄、栗が使われているものも多くあります。
阿佐ヶ谷とらや椿山の山路は、あしらわれた栗が、まるで足あとのように思いました。
あずきの黒との対応も良いですが、足あとに思えた黄色が、時に形をかえる月のようにもおもえます。