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〈出会いを抱えて〉:【アーティストと向き合う】その5

 アーティストの創造性の原点に、小さな頃の体験があると思います。それは、ポジティブなものであったり、ネガティブなものであったり、様々です。

 浅野井春奈さんは、最近は、空間が変わる様を表現しようとしています。

 その浅野井さんですが、タコへの深い想いがあります。
 小さい頃、海水浴で、波間に浮かぶ白い物体を見つけたそうです。近づいてみたところ、タコの死骸だったそうです。

 お父さんと一緒に見たようですが、なんだろうね、タコみたい、そんな感じで、怖がったり、きみ悪がったりせずに、また、離れていくタコをみていたそうです。

 その原体験が、彼女の精神世界の大事な柱でもあるようです。

 ハルナちゃん、タコ君、というように友達と寄り添うように並んでいるのも面白いですね。

 聞くところによると、小さい頃、タコにしてくださいと、神社で手をあわせていたようです。


 空間変容がよくあらわれている展示の感想も添付しておきます。


 

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