見出し画像

表現再考:維摩会

 十月の十日は、維摩会が始まる日でした。維摩会というのは、興福寺で行われてきた維摩経を講じる法会で、維摩居士の忌日である十月十日から、藤原鎌足の忌日である十六日まで行われてきたもので、南京三会として重要な仏会であったそうです。
 明治の廃仏毀釈で、断絶したそうです。
 法相宗の寺院で復興したところもあるようです。

 維摩居士というのは、ブッタの弟子ですが、商人であり、在家の人であったようです。彼が病気になった時に、文殊菩薩が見舞いに行って問答した内容が、維摩経には描かれているそうです。

いいなと思ったら応援しよう!