表現再考: 鴻雁来(こうがん きたる)
東京野鳥公園は、かつての夢の島にあります。
東京湾の埋め立ての際に、整地され固めれれていく中で、隙間のような水たまりの場所が干潟のように残ったそうです。
そもそも東京湾の海岸や干潟は、渡鳥の中継点でもあったようで、埋め立て地の建設の隙間に鳥が集まってようです。それを見つけた人々の働きかえで行政を動かし、鳥たちの憩えるばを作ろうということで、この公園が生まれたということです。
人工的な形で生まれた公園ですが、できる限り、自然の状態を維持していこうとしている世界でも珍しい公園です。また、この施設の管理・運営にはボランティアのスタッフが多くをになっています。
冬にもなると、多くの渡鳥がここを訪れます。野鳥公園も賑やかに・・・人でなく鳥が・・・なるのです。
寒露の初候が、鴻雁来です。