展示感想:〈暗がりから明るさのグラデーション〉gallery FACE to FACE企画 銅版画の詰め合わせ展 その1
銅版画の詰め合わせ展、assort of DOHANGA いってきました。エッチングとメゾチント、それから一版の多色ずりが参加されていました。
小川千明(一版多色刷り)
千川裕子(メゾチント)
長沼翔(エッチング他)
山宮律子(エッチング他)
わたなべけい (エッチング他)
下の写真の上の二つは、山宮律子さんの作品です。
いくつかの版を重ねて色彩と図像を重ねて制作するようです。乾いた明るさが、南欧の風を呼び込むようです。
ラテンの暗さを帯びた明るさが見事に、楽しいです。
小川千明さんは、一版多色刷です。
この技法は、ウィリアム・ヘイターが考案したヘイター法と呼ばれますが、インクの硬軟やローラーの硬軟を使い分けて、行われます。
版画は、版とインク、プレスによって成立しますが、インクをいかに銅版にのせるかという作業に、加減が結果に反映しやすい技法です。
複製を作ることのできない一点のみのもので、その繊細さを感じてもらいたいと思います。
ボンヤリとした暗がりに、かろうじて見えはじめた輪郭のような千川裕子さんのメゾチントです。
メゾチントは、日本ではかなり、根強い人気があるようで、それは「陰翳礼讃」にも通じるのでしょう。
わたなべけいさんは、海外て暮らしていますが、今回のグループ展で帰国しています。明日、明後日、もしかしたら会えるかもしれません。
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