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表現再考:雷乃発声
桜が咲き始めていますが、ここのところの生憎の雨で、満開になる前に、早々と散っている桜もあります。
本朝七十二候は、春分の次候は、桜始開、さくらはじめてひらくですが、宣明暦では、遠くで雷の音がし始める、雷乃発声です。本朝の七十二候の春分の末候も雷乃発声です。
「稲妻ひと光で稲が一寸伸びる」といわれていて、大地に雷が落ちると豊作になるといわれています。一説によると、雷は空気中の酸素と窒素を結びつけて植物に必要な窒素酸化物を供給するという話もあります。
雷は、それだけ、生活にとっては、意味のあるものだったのでしょう。