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表現再考:雨水 一月二十一日 2月18日

二十四節気は雨水に入っています。雨水は、雪が雨に変わる頃、ということで、凍結していた世界が、緩みはじめる、陰から陽へと変わるということでしょう。
 初候の土脉潤起(つちのしょううるおいおこる) 雨が降って土が湿り気を含むというのは、それをよく表していると思います。

 僕は、雨というより、大地の凍った水がとけて動きだすイメージがあります。

水ぬるむというのは、仲春のきごですが、和菓子でも、水ぬるむという意匠があります。

まさに陰から陽です。

錦玉、水ぬるむ

末候の草木萌動ときて、虫がうごきだします。


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