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画廊に行くようになって気がついたこと その54

 文章をよむとき、行間が大切だと言われたことがあるでしょう。
 僕等だって、文章を書く時、言葉を選び、それをどのように繋ぐか悩むと思います。そこに、記号と記号、形と形の間に潜む何かがあります。
 絵画というものも、パーツの組み合わせと考えれば、近いものがあり、パソコンやアプリで画像を作成するとき、いくつものレイヤーをかさねたり、画像を指定して動かしたりするでしょう。
 その作業の中にも、多くの知的な働きの痕跡が含まれていると思います。
 コラージュ、コラグラフは、重ねる、貼りつける、闖入させるので、異物の間には、断層があります。そこの意味を考えたり、そこから絵を俯瞰するのも面白いかと思います。

内藤遥子作品

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