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紹介「美の街道」ーー「思想の科学研究会 年報」ーー

襾漫敏彦

美術評論の活動を始めて、間もなく10年が近づいています。私は、雑誌『思想の科学』と深く関係をもちながら活動を続けている「思想の科学研究会」の会員です。
雑誌『思想の科学』は1996年から休刊しています。その後、研究会の有志によって『活字以前』も出されていますし、また、各種、サークルも続いています。
最近、『思想の科学研究会 年報』が創刊されました。現在、三号まで発行されてます。

そこで、私は、〈美の街道〉というシリーズで連載をはじめました。

「作品は人々の間を往来し、媒介として何かを伝え続けている。その美術が行き来する道には太いものから細いものまでさまざま。作品と直接触れ、そして作家と語りあえる具体的な場所、美の街道の峠の茶店のようなところ、町内で祭りの神輿が休息する場所、鳥のとまる梢、そういうところに目をむけていきたい。」(「美の街道ーー峠の茶店で」『思想の科学研究会 年報 創刊号ーーDISPLAYーー』112P)

noteにもあげてます私の評論活動は、作家個人へのことばとして、続けていますが、〈美の街道〉は、作家の活動を支える場を守る営みに焦点を当てたものです。
よければ見ていただければありがたいです。

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思想の科学研究会では、『思想の科学研究会年報』を、研究会のウェブサイトで、無料公開しています。また、希望が有れば印刷版を有料で、お分けしております。

最近、研究会のサイトは、引っ越しをしました。


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