表現再考:小満
二十四節気、夏の始まりである立夏もついに次の小満になりました。小満というのは、雪解けの後、動き出した水や太陽の日差しに培われて、緑をはじめとして、さまざまな命が、世界に満ち溢れる様をいうようです。
沖縄では、この時期から雨が多くなるので、小満は、次の芒種と合わせて小満芒種、スーマンボースーといもいうようです。一番強い日光を浴び、梅雨の時期の雨を受けて光合成が盛んになり、植物が最も成長します。それを食べる生き物、そしてその生き物を食べる動物と、生きとし生けるものの輝きが盛んになります。
奄美大島にいたことがあるのですが、突然の驟雨に濡れて鮮やかになるアダンの緑が懐かしいですね。