展示紹介:表参道画廊「WAG2022」大場あゆ、マギー・J・リー 2月21日から3月5日
4月に閉廊になる表参道画廊ですが、今年も和光大学芸術学科3年生の選抜展「WAG2022」がひらかれました。
選抜されたのは、大場あゆ、マギー・J・リーのお二方です。
2月21日から3月5日(日曜休廊) 午前12時~午後7時(最終日5時)
大場あゆ個展 『深淵からのぞく』
大場あゆさんは、角柱を支持体としながら、平面としての日本画を作成しました。様々な方向から、三次元に揺れる平面を感じても面白いと思います。
マギー・J・リー個展 『端役』
マギー・J・リーさんは、マレーシアからの留学生です。
太宰治や芥川龍之介に惹かれ日本への留学を決められたようです。
日々、古い建築物が壊され新しいものへと作り直されていくのは、日本だけではないのでしょう。彼女のスチールボードによる彫刻は、風景として日々の「端役」として存在する配管や、壁などとの位置関係を変えながら出会い直すことで、失ったものをとらえ直す契機を投げかけているのでしょう。
もうすぐ失われる空間の中で、これから開花していく若い世代の感覚を確かめに、訪ねて行ってもいいかと思います。