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展示感想:〈とらわれた想いに誘われて〉Gallery FACE TO FACE企画 ANIMALIA アニマリア=いきものたちの世界 Part-2


Gallery FACE TO FACE企画 「ANIMALIA アニマリア=いきものたちの世界 Part-2」
行ってきました。

PART1は、動物をモチーフにした技法や方向性が、それぞれに展開していくような面白さがありました。

PART2でも、それぞれバラバラの個性でありながら、ひとつの世界、動物達の世界ができていました。


西谷さんは、絵を描くというより、手をかけて作った支持体=土台に、デコレーションのようにいきものの存在をあらわしています。
それは、土を捏ねて作った像が、突然、イノチを得てうごきだす、その瞬間の輝きがヨロコビを持ってあらわされているようです。


生命の存在は、至る所に隠れています。むしろ、化石や石油が、古代生物の結果のように、物質は、生命の結果ともいえるかもしれません。

高橋さんは、今回は食べ物と動物を組み合わせた作品を表しています。

道明寺桜餅とゾウ

水饅頭とゾウ

キンツバカモシカ

あり得ない話ですが、造形はありえそうなユーモラスな錯覚を伝えてくれます。

墨流しが特徴的な松本さんの作品は、多様ないきものが動きまわる〈いきものたちの世界〉の感じをよく表現しているようです。


PART1の感想もあげておきます。

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