展示感想:Gallery FACE TO FACE 企画 15th Anniversary group exhibition. PartⅡ その2
見出し画像の立体作品は、水村 芙季子さんです。彼女は、本来は版画、エッチングの作家です。
今回は立体作品を出してきました。版画では抑制されていた色彩の感覚を思う存分発揮したような作品です。
写真では分かりにくいですが、原色が持つポップさの魅力が、余すところなく吹き出したような作品です。水村さんに内在する潜在力が爆発していました。
色彩という意味では、ピグメントと媒質の関係を、超越するような石塚さんの作品は、やはり健在です。
石塚さんの作品を見ていると、色彩、美術とは、やはりモノなのかなと、突きつけられるようです。
派手な色彩の作品続きましたが、館さんの版画です。
紙の両面を往来する館さんの作品も、壁に飾れれていますが、実際には、裏からもみれる作品です。支持体の表と裏、あるはずのものが隠蔽されている。・・・その押し入れの隙間に光を入れるような舘さんの作品は、面白いですね。
色彩と作家の身体性、面白いテーマだと痛感します。