画廊に行くようになって気がついたこと その41
画廊に立ち寄るのは、美術館の特別展ではなく、小さな出会いを求めてでもあります。
過去の天才達が作った美術の歴史的遺産に触れることは、大きな過去との接触で、それは、無知と知の問題でもあるでしょう。
今、製作を続けるアーティストとの接触は、自分とあまり身の丈の違わぬ場所で生きる彼らとの交わりでもあるのでしょう。
出会いは、鏡のように自分の姿を見せてくれます。大きな過去との出会いは、文化、歴史、社会といったわたしの環境を考えさせるのですが、社会のどこかにいる誰かとの交わりは、いま、ここのわたしの感性や面持ちを感じさせてくれます。
なかなか、時間が取れないことも、大きいですが。
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