11/7(火)のマーケットレポート
おはようございます。
昨晩の米国株式は昨日同様主要3指数は上昇しましたが、小型株のラッセル2000は下落しました。
S&P500はさらに良い形になった一方、ラッセル2000は50日移動平均線に完全に跳ね返されてしまいました。
また、後述する中国経済の弱さに起因して原油価格が下落したことで
エネルギーや素材セクターが下落しました。
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長期金利
50日移動平均線をサポートに再び上昇するか注目していた長期金利ですが
昨日に実施された3年債入札で堅調な需要が示されたことを受け、下落し(債券価格上昇)
再び50日移動平均線上に戻ってきました。
本日の10年債(400億ドル規模)、9日の30年債(240億ドル規模)の入札は大注目です。
為替
ドル円は円安が進みました。
米長期金利の下落によって、日米金利差が縮小したのですが、円安方向でした。
ここ数日は日米金利差通りにドル円が動いていましたが、あまり良くない動きだなと思います。
原油
原油は-4.57%と大幅安でした。
Bloombergによると「中国で発表された貿易統計が同国経済の弱さを示唆したほか、米国の利上げ終了観測を巡り疑問が再燃し、需要見通しに影を落とした。」
とのことです。
世界経済にとっては心配な一方、インフレ懸念が和らぐという点ではプラスだと思います。
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経済指標
重要経済経済指標はないのですが、FOMCが終わり、Fed高官の発言が出てきています。
おそらく、11月に入っての株価の急上昇の牽制もあると思いますが
前述した原油価格の下落はインフレ低下の追い風となりますし
米国のカード延滞率の高さ等、景気減速感が出ていることもあり、あまりマーケットに影響を与えないのではと思います。
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米国のカード延滞率、12年ぶり高水準 金利高が消費に影
センチメント
センチメントは昨日と変わらず、FEARの水準です。
ここ数日で、いわゆるハイグロテックで良い決算を出した企業が暴騰しています。
しっかりとデータを注視しつつも、弱気になりすぎないようにしていきたいと思います。
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