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ゆるりといこう2023 | 今年の新たな取り組み

明けましておめでとうございます!2023年最初のnoteは、新年の抱負というか、今年の取り組み・・・・について書いてみたいと思います。

1月最初に立てるのが、新年の抱負です。今年1年で成し遂げたいこと、目標、やりたいことなどを書き綴るのが新年の抱負。去年のお正月にも立てていたんですよね、新年の抱負。

もちろん、今年も挑戦したいこと、たくさんあります。仕事でもプライベートでも。今仕事で関わっているプロジェクトにおけるマイルストーンの達成、人材育成はもちろんのこと、自己成長や家族との旅行、そして結婚10年目となる節目の年を家族で分かち合いたいと思っています。

なんですが、、、今年はちょっとそういったある意味"前のめり"な姿勢から少し距離を置き、この新たな1年を過ごしていきたいなって思うんです。

目標がないわけではないのですが、それを達成することを目指すというよりも、あくまでその過程を楽しむというか、課題や目標に向かっている"その日"、"その瞬間"を楽しむというか?そんなことをやっていきたいと思っています。

話は変わりますが、元旦の朝に以下の本を読み切りました。

とてもおすすめなので読んでみて下さい!今本屋さんで平積みになってます。

この本を読んで、改めて"時間"ってどう使ったらいいのかをとても考えさせられたんです。

付箋を貼ったところを見返すと、こんなことが書かれていました。

現代に生きる僕たちは、休みを「有意義に使う」とか「無駄にする」という奇妙な考え方にすっかり染まってしまっている。将来に向けて何らかの価値を生み出さないものは、すべて単なる怠惰でしかない。
(中略)
でも本当は、余暇を「無駄に」過ごすことこそ、余暇を無駄にしないための唯一の方法ではないだろうか。
(中略)
シモーヌ・ド・ボーヴォワールもこう述べている。
「ある老人がワインを飲み、満ち足りた気分になる。そのことに価値がないというのなら、生産も富もただの空虚な迷信にすぎない。生産や富に意味があるのは、それが人に還元され、暮らしを楽しくしてくれる場合だけだ。」

オリバー・バークマン | 限りある時間の使い方| P172

昨今世の中には、"生産性"という言葉が溢れ返っています。"Dx"や"ライフハック"のような言葉も頻繁に耳にするようになりました。

確かにそれらは、生活をラクに、豊かにしてくれるのは間違いありません。そこにさらに、スキルや手法を組み合わせることで、私たちはある意味で"自由な"時間を生み出すことができるようになったと思います。

それにより、一昔前の人たちがたどり着くことができなかった場所へ、いとも簡単に辿り着くことができるようになったのも確か。言ってしまえば、誰もがある意味で"スーパーサイヤ人"になれる時代が来たと言えるでしょう。

ですが、そんな時代だからこそ、そもそも立ち止まって考える時なんじゃないかな?って思うんです。

そもそもスーパーサイヤ人になることが、私がやりたかったことなんだっけ?ってね。

今日のnoteでは、そんな昨今の状況を踏まえ、私がこの2023年に取り組みたいことについて書いてみたいと思います。

取り組み❶: 習慣化にこだわることよりも、楽しむことに重点を。

習慣化。これ、自己成長においてうってつけの方法ですよね。英語でも、運動でも、noteでも。私の場合、特にここ数年間で、習慣によって、多くを得てきたように思います。

しかし習慣化が一度定着すると次に訪れるのが、習慣を手放す恐怖なんです。習慣化したペースが壊れると、スキルが落ちるんじゃないか?生活が乱れるんじゃないか?あるいはPV数が下がるんじゃないか?って感じて、ペースを緩めることが怖くなる。そして、いつの頃からか続けることがあたかも目的となってしまっている。そんな風にどこか感じるんです。

これに対し、私は2023年、自分自身でメスを入れたい。

頻度はあくまでも目安・・とし活動自体を楽しむこと、これにフォーカスしてこれからも自分にとっての良い習慣を続けていきたいと思います。

ですのでnote、もしかすると少し更新頻度が落ちるかもしれません。ぶっちゃけると毎週更新ってそれなりに大変だったんです。旅行に出掛けている週だとか、今週はどうしても気分が乗らない、あるいは書けないって思う時とか、やっぱりある。(昨日とかねw)

2023年は、そんな時は無理をせずに休むことも考えていきたいと思います。それよりも、書いている時間そのもの・・・・・・をもっと楽しみたい。そんな風にこのnote発信も続けていければいいなって思います。

取り組み❷: もっと人と会い、会っている時間そのものを楽しもう。

コロナによってオンラインが一気に進んだことで、特に仕事ではオフィスに出社しなくても完結することが本当に多くなったなと思います。

私はもともと出不精な部分もあり、人と会うのが苦手だったりもするので、一気に人に合わなくなったように思います。

仕事は直接会わなくってもいくらでもやりようがある、ネットワークならオンラインでも簡単に作れる。これはある意味で事実であり、単に関係性構築の手段として捉えるのであれば、真に会う必要性はそれほどないのかもしれません。

ですが今年は、その考え方を捨て、あえて場を持つ・作ることに挑戦していきたいなって思うんです。生産性どうこうでは語れない価値が、やっぱりそこにはやっぱりあると思うから。

先月ある平日、英国に住むビジネスパートナーの方が日本にいらっしゃるというのでランチしました。ありがたいことに先方から声を掛けていただいて。

最初はビジネス的な観点で情報交換とか、今後のプロジェクトの戦略とか、そんな話をしようと思ってたんです。でも蓋を開けてみたら、ほとんど仕事の話ではなく、キャリアの話とかしてたんです。でもそれがなんかとても心地良かったんですね。

あぁそうやって英国に移り住まれることになったのか!とか、そういう風にご自身で起業をされたのか!とか、とても学びがあったし、何よりもその方の人となりがよく見えたんです。率直にその時間を楽しめたんですね。

ですので、今年は、何か目的のために人と会うのではなく、ただ単に同じ空間で同じ時間をただ共に過ごし、時間そのものを味わうための場をもっと増やしていきたいと思います。

取り組み❸: 壮大な何かよりも、近くの誰かを大切に。

一言で言えば、大きな目標ビジネスゴールを掲げることよりも、もっと自分の目の前で仕事をしている誰かチームメンバー、あるいは物理的に近くにいる誰か家族や友人をもっと大切にしていきたいと思います。

加えて、時間的な観点からも、先を予測した未来志向的行動よりも、今この場に集中した現実志向的行動を大切にしていきたいです。

もちろん、未来志向やビジネスゴールの達成をやらない、諦めるということではありません。ただ、そこを見て仕事をするというよりは、今日、この瞬間、自分の前にいる人のために何ができるのか?ってことを考えることにもっと重きをおきたいなって思うんです。

遠くの山の頂を見つつも、目の前にある山道や木々、そしてパーティー仲間にもっと目を向ける。そうすることで、登山がもっと楽しめるようになるんじゃないかな?って思います。

全ては実験であり、正解ではないということ

正直、これが正しいのかどうかなんてわかりません。見方を変えると、一見目標を見失い、堕落の道に入っていくようにも思える今年の取り組みです。

でもあえてこれを今年の取り組み目標に据え置いたのにはわけがあります。

それは、昨年1年間、自分でも正直言って走り過ぎた・・・・・感が強かったことです。朝のジョギングにしても、noteの投稿にしても、仕事のスケジュールにしても、もちろん倒れない程度に力は抜きつつやっていましたが、どちらかというと、土日も含め毎日時間に追われっぱなしの日々でした。

一言で言えば、今年は、ある意味でここから脱却したいんです。

本来自分はどんな人と、どんな風に時間を使いたいのか?そのためには、どこを削ることができるのか?

行き着いた自分なりの答えが、有意義に感じる時間を増やすという発想です。今までのこだわり習慣化を一度見直し、フレキシブルに取捨選択を行う。そんなことを実践していける1年にしたいと思います。

最後に「限りある時間の使い方」に書かれていた一節を紹介して、このnoteを終えたいと思います。

 たとえば、限られた時間ですべてをやろうとするのではなく(そんなことは不可能だ)、やらないことをいかに選ぶか。どうやって心安らかに物事をやらない・・・・か。結局のところ、作家グレッグ・クレッチが言うように、僕たちは上手に先延ばしするスキルを学ぶべきなのだ。
 人生は先延ばしの連続だ。やりたいことを全部できるわけがないのだから、誰もが大量の先延ばしアイテムを残して死ぬことになる。
 大事なのは先延ばしをなくすことではなく、何を先延ばしにするかを賢く選択することだ。

オリバー・バークマン | 限りある時間の使い方 | P88

今年1年が私にとっても、また皆様にとっても良い1年となりますように✨最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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