公開! | 独自視点で考える 給料を上げる/自分の価値を高める方法
こんにちは!今日のnoteはこんなテーマで書いてみたいと思います!
皆さんの会社は、春のボーナスってありますか?外資系企業である私の会社は、決算が12月ということもあり、毎年3月になると前年の実績に応じたボーナスが出るんですよね。
外資系って聞くと金額はどうなの?って気になる人もいると思います。一概に多いとか少ないとかは言えない(企業による)とは思うのですが、色々周囲の話を聞いていると、相対的には日本企業よりは多いのかな?と思います。
私も今週、昨年の評定とボーナス、および4月以降の昇給に関する通知をいただきました!お金が全てではないのは確かですが、やっぱりこういう機会って、あぁサラリーマンとして働くのも悪くないよなぁ〜って思う瞬間です!😆
で、私の場合、自分のことはさておき、メンバーの人たちにもそういったフィードバックをする機会があるのですが、そんな時に、自分ができる精一杯の想いを込めて、日頃の感謝を伝えつつも、より客観的に、次年度に向けてフィードバックをしていかなきゃいけないなって思うんですよね。
◯◯さんに期待していることは何か?
どうすれば、今年、良い評価がもらえるようになるのか?
そして、どうすれば、ボーナス・年収を上げていけるのか?
私ね、「別にお金のために働いているわけじゃないです!」って思ってる方もたくさんいると思うんです。でも一方で、やっぱり報酬は少ないより多い方が嬉しいし、できれば年収だって高いに越したことはない。そう考えるのは、人間として自然なことだと思うんですよ。実際にチームメンバーと今週話していても、それを強く感じる場面がいくつもありました。
とはいえ、正直誰も教えてくれないのが、年収の上げ方。営業なら、頑張って数字を叩き出せばいい!とかそういった根性論になっちゃう気がするんですよね。
今日のnoteでは、そんな年収の上げ方を私独自の視点から考察し、皆さんとその考えをシェアしてみたいと思います!
ボーナスの計算式から答えが見える
会社が行うボーナスの計算は、企業によっても様々だと思いますが、ざっくりいうと、こんな計算式で考えることができます。
このうち、多くの社員にとって、個人ではどうもこうもならないのが真ん中の二つ(会社実績と部門実績)です。
もちろんポジションが相当上であれば、会社や部門全体に影響を与えられる行動(例えば企業買収だとか、部門再編とか)ができなくもないと思いますが、一般社員や私のような中間管理職レベルでは、基本的には難しいのが現実です。
ですので、私たちが取り組むべきは次のいずれかです。
すなわち、
ここで疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
え?!「基本給」ってそんな簡単にあげられないでしょ?と。
はっきり申し上げます。それは完全な思い込みです。しかも、ここに目が向いているかどうかが、今後の年収を決めるといっても過言ではありません。
毎年の業績を伸ばすことだけにフォーカスすることが、いかに虚しいか、次のシナリオを読めばお分かりいただけるかと思います。
この二人にボーナスが出ました。さて、どうなると思いますか?
結果はこんな感じです。
※基本給は月給2か月分、会社実績・部門実績は100%だったと仮定します。
なんとなんと、評価が低いがベテランのBさんの方がもらえるボーナスの額は大きくなるんですね。
このことは裏を返すと、どんなに頑張っても(短期的な実績を上げたところで)基本給が安いうちは、ボーナスも年収も、もらえる余地は所詮限られているということ。(悲しき現実・・・😢)
私自身、この仕組みを理解して以降、その後の行動が大きく変わりました。もう短期短期の目標達成にフォーカスしすぎるのをやめて、したたかに「基本給」を上げるに意識を向けようと。
基本給の上げ方に答えはない
ですが、基本給を上げる方法は、毎年のビジネスゴールの達成とは異なり、誰もはっきりとした筋道を示してくれません。(一般的に)
公務員ならある一定の勤続をこなし、昇進試験を受けて、という具合になるのかもしれませんが、特に外資系企業では、どちらかというと上位職者の推薦で決まることが多いだろうと私は思います。(見方を変えると、そこそこ運の要素もあります。)
でもこれ"好かれるかどうか?"という意味ではありません。一言で言えば、上長から見て「こいつがいないと・・・」と思われる存在になれるかどうか?ということです。
ふわっとしたことを投げても、期待値以上の成果を返してくれる。
勝手に仕事をして、勝手に成果を作ってきてくれる。
なんやかんやうまいこと組織をまとめてくれる。
いつ何を聞いても・相談しても、回答が早い・仕事が早い。
こういう行動を繰り返していると、どんどん上長側に危機感が出てくるんですよ。「こいつを他社(他部署)に取られたらまずい・・・」と。
組織(主に上長や二次上長)にそう思わせることができれば、思いのほか簡単に「基本給」は上がります。
「基本給」の上げは効果絶大です。昇給だと数年(下手すると10年以上)かかるところを一気に吹っ飛ばして、毎月の給料が増えます。それだけでなく、先ほど書いたように、ボーナスの時の掛け算でも有利になるのです。これをいかにスピーディーに(できれば20代・30代)に達成できるかが鍵になると思います。
実際、私も基本給が低かった頃と比べると、評価がどうであれ、ボーナスの時にいただける金額にも明らかな差を感じるようになりました。
では、どのような形で給料が上がるのか?というと、いわゆる昇格によるものがほとんど(というか、すべて)です。
メンバー社員なら、主任や係長に。
マネージャーなら、シニアマネージャーやディレクターに。
ポジションが変わる、ということは当然ながら求められる成果も変わりますし、毎年の評価者の審査も厳しくなります。ずっと高い評価を取り続けるのにもそのうち限界を迎えます。
ですので、ここで登場するのが、「社内公募」だとか「転職」という次のオプションなんですね。
自分の価値を安売りしてはいけない
先ほども書いたように、ポジションが上がれば上がるほど、成果も出しづらくなることが多いです。周りの自分に対する期待値が上がるからですね「あなた、マネージャーなんだから、これくらい一人でやれて当然でしょ?」って目でどんどん見られるようになっていきます。
これは上長からだけではなく、メンバーからもそうです。山を越えれば超えるほど、どんどん高い期待値が設定され、自分がパフォーマンスを伸ばせるエリアも徐々に減っていきます。
一方、ルーチンワークや日々の組織のメンテナンスは、どんどんと片手でこなせるようになってきます。知ったメンバー、知った枠組み、知った知識で日常業務のほとんどは片付くようになります。こうして組織は成熟化していくのです。
自分にとってはある意味ラクな環境にはなりますが、評価もそこそこ、仕事もぼちぼちといった状況。ここで給料は頭打ちとなるのです。
で、こうなったらもう転職した方がいいです。これは今まで高めてきた自分の価値を落とさないためにはとても大事なことだと思うからです。
昨年オフ、大谷翔平選手は長年所属したエンゼルスを退団し、ドジャースへの入団を決意しました。日本の宝と比較するのはおこがましいですが、彼の「ドジャース選択」というのもある意味同じことなのかもしれません。
彼自身、非常に能力は高い。だけど怪我や故障、他の選手の活躍など、彼の実力だけではコントロールできない部分が当然ある。一方で、彼が目指している野球の魅力を子供達に伝え、野球の未来に貢献するには、彼の所属するチームがワールドシリーズへ出場し、優勝することが大切。それを実現するには球団としても資金があり、選手層も厚い"ドジャース"というのが、彼の選択肢になったんだろうと思います。(たぶん、知らんけどw)
転職するというのは、勇気も度胸もいることです。また、長年寄り添った仲間との別れという辛い場面になるかもしれません。ですが、自分の価値を高めることを諦めることの方が、きっと人生終わる時に後悔すると思うんですよね。
だから生涯巨人とか最初から固定してしまうのではなく、いつだって自分の価値をより活かせる場所で働こう、選択していこう。そういった客観的なスタンスで自分と・会社と、向き合うことが結果として自分の価値をより高め、周囲の人をより魅了し、社会へより貢献できるようになるのかな?と思います。
さて、皆さんはご自身の価値を高く保持し、維持されていますか?
今月ボーナスが入る方は是非、ご自身の賞与明細を見ながら、みなさんご自身の資産価値について考えてみられてくださいね!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
おまけ
以前にも同じようなタイトルの記事を書いておりました。😅ただ切り口は今回のものと少し違うので、よろしければ是非こちらも!😎