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プレイヤーとマネージャー | 業務上の役割について考えてみる

こんにちは!今日のnoteはこんな内容で書いてみたいと思います!

年も明け、ようやく仕事にも本腰が入ってきたという方も多いのではないでしょうか?私の会社でも今週2025年のkick offとなるミーティングがありました。またチャレンジングだけど、やりがいがありそうな1年がいよいよ始まったなと感じた1週間でした。

私に関して言えば、今の会社に転職したのが2022年2月でしたので、来月で丸3年を迎えます。ミドルマネージャー(中間管理職)としての役割にもだいぶ慣れてきています。来月から4年目を迎え、マネージャーとして少しずつその知識や経験を自部門のメンバーにもわかりやすくシェアし、次世代のリーダーを育成していかなければいけないなぁ〜と感じる今日この頃です。

ミドルマネージャーをやってみて思うんですが、プレイヤーとマネージャーとしての思考って結構違うなと。就く前からなんとなく分かっていたことではあるし、いろんな書籍や研修、著名人のYouTubeや音声発信からもこのことは明確なんですが、教科書上は分かっていても、現場で実務に追われていると意外とマネージャーもメンバーも、このことを忘れがちだなと、そんなことを感じる出来事が今週ありました。

今日のnoteでは、その経験を備忘録として記載し、今後のより良いアクションに繋げるため、注意すべきポイントについて言語化しておきたいと思います。


顛末書をめぐる議論


端的にお話ししますと、自分たちがやった業務のチェックを行った中で、過去実施した業務にちょっとしたエラーが見つかったんですよね。このエラーは外部の提携企業にも報告すべき内容だったので、顛末書というか再発防止策を記載した報告書を作ろうと。まぁここまでは良かったわけです。

議論が生じたのはその内容。エラーを紐解いていく中で、実務には一部プレイングマネージャー(担当者兼責任者)であるミドルマネージャー(つまり私)も関わっていたんです。この場合、どうそれを報告書に反映させるべきか?というもの。

メンバーの意見は、マネージャーが関わっていたのなら、マネージャーも関与していた事実を書くべきだ、と。一方、私の意見は人ではなく役割に対してどのパートにエラーがあったのかで端的に書くべきだ。つまり、もしエラーが実務上の見落としにより生じたものであるならば、実務上のエラーとして記録し、それに応じた再発防止策とすべきではないか?と。(もちろん、責任者としての"判断"のミスが原因なのであれば、またシナリオは異なりますが。)

この見方の違いは真っ向から異なっていて、結果として比較的大きなディスカッションに発展したんですよね。

論点の整理と押さえるポイント


再度論点を整理してみたいと思います。これはあくまで私の考えですが、大切なのは人ではなく、役割だと思うんですよね。どの役割の人が何をすべきなのか(すべきだったのか)。以下、考えをまとめてみました。

プレイヤー:

  • 実務を遂行する者として、手順や状況を理解し、現場のプロとして自身の経験やスキルを元に、最適と思われる行動を実行する。

  • 自身の業務におけるエラーをいち早く検知し、必要な場合には速やかにマネージャーに報告し判断を仰ぐ・・・・・

マネージャー:

  • 現場を俯瞰し、エラーが生じにくい体制や手順を構築する。

  • 自身が現場で見たもの、あるいは周囲から受けた報告内容をもとに、プレイヤーのアクションについて助言を行う・・・・・。(場合によっては指示を出す。)

(プレイングマネージャーの場合は、この役割を随時スイッチしながら行うイメージです。)

今回の報告書に関して言えば、マネージャーが担うもの。現場を俯瞰し、この役割のどこにエラーがあったのか、そしてそれは何によって引き起こされたのか、それをたとえ自分がプレイヤーの一部を担っていたのだとしても、マネージャーの立場として実態を捉えなければいけないのでは?と思うんですよね。

全ての責任を負うのが責任者


こんなことを言ってしまうと、じゃあ全て「責任者が悪い」で片付ければいいじゃないか!となってしまいそうですが、私が言いたいのはそういうことじゃないんです。

この気持ちを持ちつつも、冷静にメンバーにもそして関係する外部の提携企業側にも伝えなければいけない。責任者として・・・・・・どこにエラーがあり、そして何を改善するのかを。ここにプレイヤーとしての目線や感情を加えてはいけないと思うんです。

あくまでチームの監督として、このゲーム、何が敗因だったのか。現場の判断に任せたことが敗因だったのか、あるいは監督からの指示が結果として適切でなかったのか、等々。

私のチームの場合、少数精鋭で業務をやっていることもあり、どうしても監督が現場で一緒にプレーすることも多くなります。ですが、本来プレイヤーと監督は全く違うもの、今自分は"プレイヤー"あるいは"監督"としてこの発言を行なっている、ということを自分自身もしっかり意識しつつ、またメンバーにも同じ理解を普段から求めつつ、業務を進めなければいけないなと改めて感じました。

普段の業務においてはプレイヤーであるメンバーたちと関わる、つまり、分担を超えて協力し仕事を遂行している。だからこそその境界線が曖昧になりがち。ただ一方で、責任者としての役割が求められる場面では、その"役割"(つまり責任を負うものとしての立場)を強く意識して最終的な判断を行う必要がある。ここは曖昧ではなく、ある意味残酷なまでにバッサリと行なっていくべき場面であるのだろうなと思いました。

週明けにもう一度この件でフォローアップミーティングがありますが、論点を整理し、そうは言ってもメンバーへの敬意も忘れず臨んでいきたいと思います。

決断は「バッサリ」ケアは「じっくり」

伊藤羊一さんの名言

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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