「テレンス・コンラン」展
友人たちと行った「テレンス・コンラン」展。
コンラン卿は、好きなものは好きで集めたり飾ったりするのは大人になっても変わらないまま、シンプルな素敵なデザインでいろいろな物や空間を作ってきた人。全体的に知ることができる展覧会を楽しんだ。
写真OKなエリアは一つだけなので、ここにはそこでの写真から少し載せている。全体が写真OKだったなら、あれもこれも撮りたくなったに違いない。
ここまでの写真では家具のデザインをした人、と思われてしまいそうだが、そんな限定はなく幅広いジャンルでデザインしてきた人。
身近な物のデザインはもちろん、テキスタイル・物販やレストラン店舗の空間・本など、記憶だけでは憶えられないくらい、たくさんの展示物があった。
「モダン・ブリテンをデザインする」という言葉も入っている展覧会。
だが、私の感覚では… イギリスの人でイギリスから始まったデザインという話で、今の国内で、珍しくなく見られるシンプルにおしゃれなデザインに繋がる、その原型をデザインした人という印象を持っている。
若い頃から晩年までのいろいろな種類の作品、デスクの様子、好きで集めていたものなどが、伝わりやすい気楽なコメントや動画とともに展示されている。
会期は1月5日までなので、残り時間が少なくなってきた。私が友人たちと一緒に行ったのは今月中旬。会期中なので展示物の詳細は書かない。
新宿のリビングデザインセンターOZONEには、かなり昔に一人で行ったことがある。何を見たのかも、まるで記憶に残っていない昔の話。
だが、コンラン卿のデザインを直接見られた機会。行って良かったと満足したのは憶えている。
ザ・コンランショップが東京駅前にできてから、近くを通ると、ふらふらと何度も行って素敵だなと眺めていた。
そう。自分用に気軽に買い物するには小さな雑貨でも高いため、買い物はほとんどしたことがない。ごめんなさい。
会場に近い「ザ・コンランショップ 丸の内店」は新丸の内ビルディング3・4階。そこへも展覧会後に友人たちと行った。会場でも見かけた感じの物が売られていたりもした。
時代に合わせつつ、それでも変わらない良さを感じられるショップ。展覧会場そばに、今現在を伝えるショップまであるのは素敵なことだと思う。
どこか長野まゆみ作品で「アーミラリスフィア」という言葉を見かけていた気がしていた。昼間に蔵書からダメ元で少し探した。手放した本も多いというのに、思いがけず簡単に見つかった。
記憶が少し違っていたらしく「渾天儀」と書かれていた。一般的には「こんてんぎ」と読むらしい。
見つけられたのは「螺子式少年」の中。隠れ処の宇宙港にあるオブジェだった。
展覧会場の写真OKエリアでは古いレンガ壁も観賞した。ここは東京ステーションギャラリー。
会場を出てミュージアムショップへ向かう回廊にも、素敵なデザインが展示されている。
マリオなツリーがあるのかな、というようなことを友人たちと話しながら向かった、新丸ビルの隣の丸ビル。ツリーではない飾りを見上げて楽しんだ。
ランチはヴィーガンなお店へ行ってみた。
後から、友人たちといろいろと知識が増えて面白かった日でもある。私としては身近ではない食生活だが、少し知識を増やしながら楽しめたらしい。
友人たちの興味、自分の興味。いろいろと楽しんだ週末。